アルカナゴッドではないものの、背景で崩れた塔が見えることから、モチーフは大アルカナの16番目、「塔/The Tower」である模様。
塔とは言っても聖書で有名なバベルの塔ではなく、「神の家」とされる。
神の家とは、キリスト教における教会や病院のことを指し、そこに雷が落ちていて崩壊している、すなわちどう転んでも不吉の象徴とされるカードである。
現にタロットの暗示は正位置・逆位置どちらもネガティブな意味を示す唯一のカードである。
タロットとしての意味は、
正位置の意味
破壊、破滅、崩壊、災害、悲劇、悲惨、惨事、惨劇、凄惨、戦意喪失、記憶喪失、被害妄想、トラウマ、踏んだり蹴ったり、自己破壊、洗脳、メンタルの破綻、風前の灯、意識過剰、過剰な反応、アンチテーゼ、自傷行為。
逆位置の意味
緊迫、突然のアクシデント、必要悪、誤解、不幸、無念、屈辱、天変地異。
ただし、逆位置の意味をポジティブな捉え方として解放、改革、殻破りとするものもある。
ジョジョの方
クワガタの形をしたスタンド「タワー・オブ・グレー」ディオの刺客、グレーフライのスタンド。
攻撃方法は主に口から「
塔針」と呼ばれる針を出して攻撃する、またスピードも優れており作中屈指の超スピードと精密動作を誇る承太郎のスタンド「スタープラチナ」のオラオララッシュを難なく躱し、承太郎にダメージを与え、多くの読者にインパクトを与えた。
余談(ネタバレあり)
飛行機でこのスタンドが暴れた時に乗客が何人も死んでしまうのだが、その惨状を見た老人を落ち着かせるために主人公一行の花京院が「当て身」で気絶させる。という、高校生離れした芸当を披露する。本当に高校生かよ……と、思っていたら実はその老人こそが
スタンドの本体で気絶していたと思われていたが実は演技だったことが判明。
*1花京院、当て身エアプか?
この場面が地味にシュールで面白いので是非一度見て欲しい。
グラブルの方
蒼き雷光纏いし災厄の象徴。
叛することすらままならぬ、強大な破壊は絶望を夜に振りむかん……
アーカルムシリーズの1体、《塔》ザ・タワー。
対応する賢者は
《禍殃なる魔術師》ロベリア。