ロイヤルフォロワーをデッキから大量展開するカード。
乙姫より1コスト高い(高かった)が、その分効果を持った2コストフォロワーを展開出来る。展開だけでなく、デッキ圧縮も同時に行えるため、ドローソースに乏しいロイヤルには有難い。
CGS時代はローテーションに
サハクィエルや
バハムートが残っていたこと、また強力な2コストフォロワーが少ないかったことも相まって、展開しても複数残ることは稀で、すべて除去されることも珍しくなかった。そのせいで、ロイヤルが得意とする複数のフォロワーをバフする戦法を取りにくく、
キャプテン・ヴァルフリートや
バイヴカハなどの強力なバフカードも真価を発揮できなかった。そのため、アーサーは相手の除去を誘うカードとして使われ、とどめは主に
アルベールに頼っていた。そういった環境への対応をしても、当時環境トップだった
無謀ドラゴン、
ドロシーウィッチ双方とのデッキパワーの差が大きく、環境下位で燻っていた。
しかし第8弾パック、起源の光、終焉の闇(以下DBN)が追加され、評価は一変した。
大量展開を得意とする以上苦手なカードだった
サラマンダーブレスや
バハムートなどの強力な
AoEや、展開速度に圧倒的な差があった
ドロシーなどがローテ落ちし、さらにロイヤルに
白と黒の決闘、
魔導狙撃士・ワルツ、
空の指揮官・セリアや
スカイフォートレスなどの強力なカードが多数追加され、アーサーがそのポテンシャルを発揮できる環境となったからだ。
スカイフォートレスの強力な単体バフにより、アーサー後1体しか残らずとも、相手に圧をかけられるようになり、複数残った場合は
マグナスで相手のさらなる除去を防いだり、柔軟に戦うことができるようになった。
さらには2コストフォロワーにも守護持ち、潜伏持ちが追加された。これにより、アーサーから出てくるフォロワーのバリエーションが増え、一層強力になった。
こうしてアーサーロイヤルは、
教会ビショップ、アーティファクトネメシスと並び、環境トップとなった。