おんJシャドバ部 - 奇跡で、(顔面を)ぶち抜く。速い安い(当社比)自然ビショップ

はじめに

サンプルデッキ


※このデッキは(SORア前)のデッキです。

概要

 守護や領域、カウント等今期のビショップは非常にデッキタイプが豊富で、今回紹介する自然ビショップもその内の一つです。
 主要な動きとしては顔を詰めるアグロ系のアーキタイプで、疾走フォロワーをプレイあるいはアミュレットで置いておくことで相手のライフを削り切ります。
 有利不利は明確で、不利の際には相手のデッキのカード群を把握し対応していくプレイが肝要になります。

採用カード

主要カード

ミュースプリンセス・ミルフィ4,5,6ターンでナテラ(アミュ)カウントを稼ぎつつ疾走フォロワーを出せ、7のエンハンスでナテラ3枚リソース補充できる、自然ビショップの核となるネズミのお姫様。耳にかけて耳に!
パニッシュメントスナイパー新たにSORで自然ビショップに加わった実質的な終盤のフィニッシャー。7,8ターン目には安定して3〜5点の打点を出せるため相手の顔を奇跡でぶち抜いてくれる
報復の白き刃・アニエス大分前にナーフされたもののやはりナテラ4枚で0コス3点になるのは嬉しい。落ちる寸前でも敵を探し続ける復讐者の鏡
光輝の顕現・ラー今期のビショップの核となるカード。今回はピン採用となったが理由は数が嵩張ると自然ビショップでは弱いからであり、効果そのものは間違いなく強力無比と言えるだろう

補助カード

リボルバーイーグルサンクチュアリ君の居場所を自然ビショップから簒奪した優秀なやつ。駆動二輪車の打点アップもさることながら、やはり1枚でアミュレットを2枚出せるのが強い
ダーティプリースト5コスながらアミュレットが出るたび消滅させるやべーやつ。1コス結晶の能力も強く、特に先行1で置けると相手の2ターン目の動きを阻害できるのがいやらしい

採用検討枠

星灯りの女神私は試したことはないのですが、パニッシュメントスナイパーを増やす動きが強いらしい。序盤のテンポが強ければ5で置く動きは、単純なリソースの補充として有用かもしれない
カームフェザーフォルク1結晶で置けた場合には非常に強力。カウント4と長くエンジェルラットや包み込む願い、メルティングシュガー・セリーナを手札に持っていた場合は幅広い活躍が期待できるだろう。ただ後半明らかに腐るのが悩ましいところである
楽園の双翼・ガルラダーティプリーストやアンヴェルトを輸送してくるムーブは強いかもしれない。ただ採用するとなれば、大きく構築を変えなければならないと思われる

マリガン

 基本的な動きとしては1コスアミュレット、もしくは1結晶を探しましょう。後攻だと特に1ダーティプリーストをできるだけでも盤面の維持が容易になります。ただしロイヤル相手に1ムニャールはカゲミツの当て先となるため、十分に考えてからキープするかを選んで下さい。
 次に2コスフォロワー。最善はエンジェルラットですが、マナや休息、1アミュ結晶などが見えている場合は博愛の翼人も十分キープ対象になり得ます。フェザーフォルクパニッシャーも序盤の盤面構築に役立つばかりでなく、2フェザパニ、3リボルバーイーグル結晶の最強ムーブもあるため積極的にキープしていきましょう。
 3の動きとしては先行だとリボルバーイーグルが欲しいのでキープしていきましょう。後攻でもセリーナが見えていたりなどした場合には、やはりキープしていきましょう。
 アニエスについてですが、後攻なら対面も込みでキープに一考の余地がありますが、基本は返します。ウィッチなどには積極的にキープしていきたい札ですね。
 ミルフィについてもまた、十分なナテラの補充ができる(マナや博愛がマリガンにある)場合はキープ対象ですが、顔を詰めるデッキということでやはり序盤の動きがない場合は返していきましょう。

プレイング

 前述したように、基本は顔をとにかく詰めていきましょう。リボルバー結晶エンジェルラットやフェザパニのバーン打点、ムニャールなどで序盤から中盤にかけて顔を削っていき、終盤はミルフィからのナテラ割りまくりでアニエスのコストを下げたり、パニッシュスナイパーの潜在打点を上げてフィニッシュがベースの動きになります。
 このデッキで一番ケアが大切なのは《世界》・ゼルガネイアであり、5,6ターン目で自分の盤面に複数体フォロワーがいない場合は相手の顔を14〜13に削るのは止めておきましょう。脇にフェザパニやリボルバーイーグル結晶から出た壮麗なる隼がいる場合は殴っても大抵大丈夫だとは思いますが、やはり油断は禁物です。
 少し応用になりますが、自分のセリーナを意識したプレイも大切です。例えば
4ターン目にムニャール登場かあるいはダーティプリーストを持った状態で、場にはナテラと、このターンで置いたリボルバーイーグル結晶の3つのアミュレットがある。
 この場合ムニャールは切ってはいけません。ナテラによるカウント促進で次ターンに開いてしまうためMaxセリーナが出来なくなります。ムニャールは温存して、次のターンにセリーナと一緒に投げていきましょう。逆にダーティプリーストは4で置いておきましょう。これはセリーナとダーティプリーストの結晶の相性が悪く、5でダーティ結晶セリーナと動けないためです。事前に置いておくとこで次のMaxセリーナが実現できることでしょう。
 このように顔を詰める動きももちろんですが、常に頭に入れておかないといけないのはアミュレットのカウント数です。アミュレットのラグを利用してエンジェルラットや包み込む願い、セリーナのバリューを上げることが自然ビショップでは肝であり、逆にそれらの考えができていないプレイをしてしまうと厳しい戦いを強いられることになるため、常にそういったことは考える様にしましょう。

相性

対エルフ
 どこ…ここ?
 真面目に話すと盤面の形成が得意なロキサスエルフ相手だと、基本的に不利よりです。捲るには0コスナテラを抱えてダーティプリーストにより一気に返すか、序盤に顔を詰めきるといったプレイが肝心になります。
 正直約500戦くらいして、エルフに当たったのは通算3回ほどなのであまり意識しなくても大丈夫だとは思いますが…
対ロイヤル
 ランクマ環境にいる進化ロイヤルに対しては微不利です。序盤のムニャールの扱いが大事であり、前述したようにカゲミツの当て先にならないように十分注意しましょう。ゼルガネイアやアンリエットによる回復、ナハトナハトによる盤面全処理+相手展開が辛い。
 ですので基本的にはスナイパーの打点を上げて9ターン目くらいに高打点を出すか、序盤でフェザパニやラットで引き殺すムーブが主な勝ち筋です。
対ウィッチ
 ヴィンセント、魔道具共にガン有利です。1ムニャール置けたらもう余程ハンドが悪くない限りはほぼ勝ち確です。
 ごくまれに先行ヴィンセントにテンポを取られて負けることはありますが、ほぼほぼ無いので安心して顔を破壊していきましょう。
対ドラゴン
 ディスカと庭園禁忌に対しては微有利、庭園自然ドラゴンにはちょっと不利な程度です。序盤は庭園2デッキ共にテンポロスをしやすいため、アグロプランで押し切りゼルガネイアの回復を貫通していきましょう。ディスカは相手の6PPに体力3以上を立てることを意識し(プレシオ警戒)、後は疾走で詰め切りましょう。治癒ドラ3枚で体力を合計9回復された場合のみやや不利側に傾きます。
対ネクロ
 霊道、グレモリー特化共に、ウィッチほどではありませんが基本的にかなり有利です。序盤の相手のムーブがギルトアクセラを打つ、王墓を出すといったことが対面では多いため、ほぼ確実にテンポを取ることができます。トリニティモンスターズを出される前に決着を付けられることが殆どなので、安心して戦える相手となっています。少し注意したいのは、もしもトリニティが出てくるまで長引いてしまった場合を想定して、疾走札は極力事前に吐き、バーンカードは最後の詰めに使うことを意識するといった具合ですね。
 アグネクは先行後攻ゲームです。この対面では序盤にパニッシュメントスナイパーを持つことが重要になるため、温存したりせずラスワ持ちなどを積極的に消していきましょう。基本は有利ですがこちらが削り切られることもあります。
対ヴァンプ
 バアルヴァンプに対してはかなり有利です。序盤に顔を詰めることで相手の自傷を抑制し、テンポもフェザパニ等で維持できるためガシガシ顔を削っていきましょう。ベヒーモス結晶を投げてくれたら感謝の礼をしておきましょう。他にも密約の吸血鬼のラスワドローをパニッシュメントスナイパーの進化効果で消したりといったプレイも効果的です。
 ボルテオデッキは…母数が少ないので、良くわかりません…
対ビショップ
 守護ビショップに対しては序盤にアンヴェルト結晶を打たれない限りはかなり楽にゲーム展開を進めることができます。盤面を取りつつ最後はパニッシュメントスナイパーで相手の守護をぶち抜きアニエスで〆が基本的な動きになります。1アンヴェルトをされたら、全力で0ナテラを生成してダーティプリースト本体で一気に消滅させましょう。基本消滅させるためのナテラが揃う前に相手のアンヴェルトが開くため、正直かなり厳しい戦いを強要されます。
 清浄の領域ビショップに対してはかなり不利です。この対面は割とどうしようもなく、清浄の領域を2枚置かれたらその時点で勝ちを諦めましょう。ただ捲る手段としては、序盤にこちらが一気に顔を詰めることで相手の回復限界値を上回りそのままフィニッシュするといったものか、終盤に盤面ロックをしてユカリを打たせないようにし、スナイパーで顔面をぶち抜くといった方法があります。ただどちらも相当無理があり、基本は勝てない対面と割り切る心が大事になるでしょう。
対ネメシス
 AFに対しては不利です。まずテンポの面ですが、相手もイルガンノというテンポ面でかなり強いカードを持っているため制圧することは容易ではありません。次に回復手段として0〜4コス辺りでパラダイムシフトのエッジアーティファクトが存在するため、進化で5回復をされると非常に辛いものがあります。気を付ける点は、スナイパーで技師を優先して消すことや終盤エッジの当たり先を残さないといったプレイの余地がないかを確認することです。
 コントロールネメシスに対しては微有利です。盤面が余り盤石でないコンネメ相手だとリボルバーイーグルの設置などの打点への準備が容易に行えます。相手の回復はゼルガネイアやコンセントレイトくらいなので基本は回復を貫通できるのですが、ただ相手がカプセルホムンクルスを普通に切ってきた場合は厳しい試合を強いられます。1コス2回復で攻撃力0実質守護の対処は少々骨が折れるためですね。アミュレットを可愛い熊さん人形に変えられることも多々ありますが、その場合は気にせずテディベア進化で顔を詰めて行きましょう。

まとめ

 自然ビショップはただただ顔を詰めるデッキではありますが考えることは正直結構あります。そして、そのプレイによって大きく勝率が変わるのも事実でしょう。意外とどうして奥深いデッキであるため、私自身このデッキに魅入られてしまいました。もしこの記事を読んで1人でも自然ビショップの使用者が増えていただけたら、そうでなくても興味を持っていただけたら、もう顔中笑顔まみれや!
 最後に、こんな文字だらけの記事を読んでいただいて、本当にありがとうございました。

余談
こちらこの構築の自然ビショのみで9000盛って行ったグラマスでございます