このフレーバーテキストを読んで、「焼畑農業」を思い浮かべたホモもいると思うのでミニ解説。
焼畑農業は主に熱帯地域で行われるダイナミックな耕作法。その名の通りジャングルを焼き払ってしまって、その跡地をそのまんま畑にしてしまおうという手法。
どうして焼く必要があるんですか?(正論)と思うだろうが、
- 熱帯の土壌は酸性が強く、作物の栽培に適していないので、アルカリ性の灰が中和剤となって土壌が改良される。
- 熱によって土中で休眠してる種子を覚醒させる
- 雑草、害虫、病原体を焼き、また付きにくくなる
などなど実際非常に効果が高いのだ。しかも森を焼くだけで楽ちん。面倒な耕作なんか必要ねぇんだよ!パパッと火をつけて、終わりっ!
・・・とまあそんないいことばかりなわけもなく、畑は何シーズンか使うと栄養が切れて使えなくなり、しばらく休耕で寝かせないといけなくなる。寝かしとくと言っても放置してたら元の痩せた土に戻るので肥料やったり耕したりするわけだが、一度焼畑の味を覚えた農民はそんなまどろっこしいことはしたくない。次の森を焼こうぜ!とまた森を燃やし、そんなことを繰り返してるうちに森が無いやん!という悲しい結末を迎える。
将来のことを考えず目先の利益を追い求めることを「焼畑農業」と慣用句的に言ったりもするが、まさにそういうこと。
ソシャゲ業界かな?