おんJシャドバ部 - 永久凍土のベヒーモス

凍土の女王は傲慢な、
氷塊纏う恐怖の化身。
永久凍土のベヒーモス
コスト:9フォロワー
クラスヴァンパイア
レアリティレジェンド
タイプ-
パックUCL
CV-
イラストレーターSEMSEI
進化前
攻撃力8体力8
結晶 2;カウントダウン 2
ファンファーレ カードを2枚引く。
ラストワード 自分のリーダーに2ダメージ。
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ファンファーレ ランダムな相手のフォロワー1体と相手のリーダーに5ダメージ。狂乱状態なら、5ダメージではなく10ダメージ。
進化後
攻撃力10体力10

フレーバーテキスト

概要

第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」のアディショナルカードにて登場したレジェンドのヴァンパイア・フォロワー。

轟雷のベヒーモスに次ぐヴァンパイアのベヒーモスにして、ローテ環境で不遇なヴァンパイア使いが待ち望んでいたフィニッシャー。

その効果は非常に豪快であり、相手フォロワー1体と顔面に5ダメージ、狂乱状態なら10ダメージという破格の数値を叩き込める。

こんな条件は自傷に特化したデッキではあってないようなものであり、ほぼ確実に相手の体力を吹き飛ばしてくれる。コストが9と重いのが難点だが、ヴァンパイアのカードにはウールヴヘジン・アラガヴィなどのコントロール重視のカードが多いため、あまり気にならないだろう。

さらに結晶として使えば、時間差で自傷する2ドローという、蒼炎の魔石と全く同じ効果を持ったアミュレットになるため、序盤でもドローソースとなり、ラストワードで自傷カウントを増やす役割を果たしてくれる。結晶がカウントダウンの都合上、ネメシス対面ではラグナアウェイクを十分警戒したい。ヴィズヤを出されると結晶のダメージでピッタリーサルを食らう羽目に。

かつての自傷ヴァンパイアのフィニッシャー闇喰らいの蝙蝠と比較すると、コストが2高くどれだけ多く自傷しても10点以上は出せないが、アクセラレートのおかげで序盤に引いても腐らない点、盤面にも打点を飛ばせる点、契約の碑文があれば自傷回数が0でも10点出せる点は優れている。

活躍

そんな感じで期待されて登場したこのカードだが、残念ながら実装されたUCL期ではその実力を十分に発揮することはできなかった。
理由としてはいくつかあるが、「9ターン目が環境的に遅すぎた」「周りのカードが弱くてそもそもリーサル圏内まで持っていけない」というのが大きかった。

その後もパッとしない時期が続いたが、FOH期後半になると【背徳バアルヴァンパイア】に活路を見出すように。…ただし基本的にはドロソとして結晶運用なのだが。
とはいえ結晶を活かして背徳で2面処理を狙えたり、ごくたまに本体でリーサルが取れたりと血の取引と比べ優位点が多く、3積みされる構築も多い。ド派手なフィニッシャーという感じではないが、十分活躍していると言えるだろう。

余談

神撃のバハムートではフロストクイーンベヒーモスという永久凍土の地を支配する巨獣。女王なのでメスのベヒーモスである。
その力はかのサタンも一目置いている様子。テキストがかっこいいので以下抜粋。

その者、永久凍土の女王。美しき被毛を纏い、極光を背負いし形は、凛として威風堂々。氷獄の主も敬意を表する。
女王の命に逆らうこと能わず。遍く生きとし生ける者が平伏する咆哮に、抗える者など世界に如何程存在するのか。
女王は自らに挑む勇気ある者に最大の敬意を示す。故に融けぬ氷の棺の中、穢されることなく勇者達は静かに眠る。
彼の女王、絶対零度の支配者。その御身は美。その咆哮は猛。その魂は高貴。疾く叩頭せよ。女王の御成りである。