おんJシャドバ部 - 陰陽の開祖・クオン

こそ五行。
──『ザコは消えろ』

ビビビビれよ〜
リーダースキン版


真理  相克
『理解できるかぁ〜?』
アソあそんでやるよ
陰陽の開祖・クオン
コスト:15フォロワー
クラスウィッチ
レアリティレジェンド
タイプ-
パックUCL
CV広橋涼
イラストレーター虹原
進化前
攻撃力5体力5
スペルブースト コスト-1
自分の場に式神・形代式神・暴鬼が出るたび、それは疾走を持つ。
ファンファーレ 式神・天后1体と式神・暴鬼1体と式神・形代1体を出す。
進化後
攻撃力7体力7
進化前と同じ能力。(ファンファーレ能力を除く)

フレーバーテキスト

トークン

概要

文言世界の代表者、在らざる五行。
使役する式神・「密羅略決」達は、
怨敵に破滅、主に神威を齎す。


第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」にて登場したレジェンドのウィッチ・フォロワー。

初期コストは15と非常に重いが、スペルブーストによってコストが下がるウィッチお馴染みの強テキストを持つ。

本体が5/5とそれなりに高いスタッツを持ちつつ、ファンファーレで式神3体を出すことができ、1体は守護を、残り2体はクオンの能力で疾走を持つ。これによって4面展開(5/5、4/5、3/3、1/3)・4点(3+1)打点・4/5守護による防御を1枚でこなすことができる、1枚で制圧力のあるカード。2点AOEがこのカードに通用しないため価値を落としたり、対策に単体5点の覇食帝の調理が採用率を伸ばしたりと除去カードへの影響力も大きい。

特長として3体の式神いずれもラストワードでスペブが働く。特に式神・天后は3回もブーストでき、合わせればクオン1枚を出すだけで5回が確約される。そのためクオンからさらにスペブ札が連打がしやすくなっており、クオンからさらにクオンに繋げたり、真実の狂信者でライフを詰める、炎の握撃を撃つなど、単に出して盤面の圧力をかけるだけでなく次の動きにつながる点も大きな魅力。

弱点としては、1枚で場を4面を埋めてしまう点。出てくるフォロワーの合計スタッツこそ高いが、出したターンに削れる相手ライフはこのカード1枚では4点が限度である。
また、既に盤面が2以上埋まっている状況では式神が虚空に消え打点が下がることもあり、優勢時のダメ押しとしては使いにくい。

処理しきられず1ターン生き残ればそのまま勝ちにつながることもあるのでいかにこのカードを早く出すか、返せない盤面を作るかも重要だが基本的にはこのカードでの展開の処理を強要させ疲弊させた相手を、いかにスぺブが進んだ残りの手札で倒し切るかというゲームプランの構築をするカードである。

また、クラシカルソーサラーと組み合わせることで疾走しつつ複数守護を展開したり鬼呼びの導師で打点を伸ばしたり他の陰陽カードとのシナジーで展開を強化することもできる。

活躍

ローテ環境においてはこのカードを中心に多数の新規カードを得たスペルウィッチ、【式神ウィッチ】が流行。上手くクオンのコストが下がって6ターン目に着地した際の制圧力の高さなどから環境デッキとしての地位を築いた。
真実の狂信者がローテ落ちしたが、ドローソースとしてインフィニットウィッチ・ドロシー結束の魔術を獲得。ROB期のドロシーウィッチを沸騰させる強力な横展開と継戦能力で高知環境を生き抜いた。
強力なスペブ効果を持つ決意の予言者・ルーニィが追加された事でクオンは再評価され【式神ウィッチ】は【ルーニィクオン】と愛称を持って環境デッキに名を挙げ直した。
デッキが20枚以下と条件は有するとはいえ5回のスペブをたった一枚でこなしてしまう水晶の魔剣士を新たに仲間を加えTier2ではあるが、戦えるデッキとして活躍している。
スキンが実装された。
デッキとして見ると、強力なスペルであるナイフトリックカオスウィザードの代替として実装された石英の魔女、アグロに対して強いリトルメイガス・アリステラが実装され、スペブの速度に磨きがかかった。
そしてアクセルヒーロー・マイザーのバフによって環境デッキの一角を担うほど強力なデッキになった。
  • 次元の超越と組み合わせたデッキが非常に相性が良い。クオンの制圧力を超越のエクストラターンで決定力にすることができ、フィニッシャーをクオン1枚でこなせる。
  • 超越を引けない試合でもクオンが盤面を持たせやすく、超越が苦手な疾走に対して守護の展開が強い。
  • クオンの式神のラスワによって超越が発動圏内までコストが下りやすいため、クオンで持たせた盤面から超越でリーサルを取る動きが強力。
と、超越ウィッチの復活を支えている。
陰陽シリーズのクラシカルソーサラー鬼呼びの導師も除去や防御をこなしながらスペルブーストを進めてくれるため超越とかなり相性が良い。

このような活躍を経てついにローテ落ち。一時代を築いた強カードであったと言える。

ボイス

我こそ五行。『ザコは消えろ』。
音声ファイルへのリンク
『マジでしょーもね―奴だ』
音声ファイルへのリンク
聞いてもらえばわかるが綺麗な見た目のわりに口が悪い。だがそこがいい

男?女?

中性的な容姿なので男か女か今のところ不明。
日本語版のCVは女性で中性的だが英語版ではガッツリ男のイケボになっている。また男性説の根拠として、キャラ紹介ページの英語版で「he」と称されていた点もあったが、後ほど「Kuon」にサイレント修正されたり「her」と称されたりと性別は謎に包まれているがそこがいい
神撃のバハムートに実装された際も、系統*1はミソロジー/アザーズなので性別不詳のままである。
クオンのモデルは「安倍晴明」だと思われるが、ローランなどの例を見ても分かる通りモデルの性別がキャラの性別と一致するとは限らない。

価値観の押しつけはしないで自分の好きな方の性別で個々で思っていたらいいと思う



リーダースキン


第4回人気投票にてウィッチで1位を取った。
ちなみに、他のクラスのクラス内ランキングや他のクラスの1位と比較しても内外問わず大差をつけての勝利であり、総合1位の成績を収めている。

そして、第19弾カードパック「十天覚醒」にて、イラスト違いカードと共に実装されることになった。

エモート
  • 挨拶 …是も戯れ。
  • 感謝 …『ありがとよ』。
  • 謝罪 … 『 悪い悪い』。
  • 称賛 …やむごとなし。
  • 驚き … まさか……。
  • 思考中 … 『 見えてるんだよ』。
  • 決め台詞 … 蜜羅略決、無限の理。
セリフ
  • 選択時 … 森羅詠唱、『拝んで聞きな』。
  • 開始 … 蒙昧を払う、『ザコに用はねぇ』。
  • ミラー … 万象虚言、『お前は嘘さ』。
  • 進化1 …我が指天変。
  • 進化2 … 『ぶっ壊そうか?』。
  • 進化3 … 『終わりだな』。
  • 勝利 … 宿りし命、汝の宿命。
  • 敗北 … 『少しはやるようだな』。
  • リタイア … 遊戯なれば。

余談

女性陰陽師について

上記の性別論議につながる話。

陰陽師とは現代の創作などでオカルティックなイメージがついてしまっているが、本来は占いなどを行う官職、現在で言うところの国家公務員である。

時は平安、女性が政治に参加することは少なかったことや現実の世界に女性の陰陽師は存在しないことから近年の創作で時たま見られる女性の陰陽師というのは創作の中だけである。
律令制は摂関政治が主流となった平安中期〜後期においては「格」「式」などにより形骸化しているので律令制下というのは厳密に言えば誤り。
また、称徳天皇などの女性天皇、和気広虫といった女官も活躍していたので女性が政治に口出しする権利がないというのは明確な誤り。

陰陽師と巫女の違い

一方、巫女は当然ながら女性のみがなれる……しかし、巫女と陰陽師は似て非なるものである。

陰陽師が占いなどの基盤とするのは現代においてと呼ばれるような五行思想であるが、巫女は古来日本より伝わる「」に仕える存在である。さらに平たく言ってしまえば、陰陽師は朝鮮・中国を源流に置く存在で、巫女はチョッパリのシャーマンといえるだろう。

これを問題視したのは明治政府である。西洋化/近代化を推し進める政策は兎も角として、ナショナリズムの高揚を図りたい政府*2にとって中国や朝鮮の思想を用いる公家の陰陽師*3は政策にそぐわない、ということで正式に取り潰しの命令が出た。

おのれチョッパリ。

陰陽師と貴族の関係

さて、このような陰陽師の存在は当然ながら当時政治を担った貴族と大きく関係している。例えば中学生や高校生の時に「平安貴族は『占い』で縁起が悪いとされた方角には行かないようにした」などと聞いたことは無いだろうか。

この「占い」が陰陽師の担当していたそれである。平安貴族は占いに従うことで富貴栄達を求めたのだが、そこは政治の世界。いくらお祈りしたって成功出来るのはごく僅かである。(何を以て成功と呼ぶかは人それぞれだろうが。)

こうした中、心がぽっきり折れた貴族はを求めるかと言えばいわゆる「来世にワンチャン」、つまりは仏教に帰依することで極楽に行こうというのだ。無常観ここに極まれり。

ここで気をつけて欲しいのだが、仏教と貴族はやはり現世利益という面で強く繋がっていた。これらは空海、最澄などが開いた「真言宗」「天台宗」であり、密教と呼ばれて呪術的な面も持ち合わせるものだった。

それを踏まえて仏教勢力の拡大の経緯を見てみると、ちょうど平安末期~鎌倉に掛けて「浄土宗」「禅宗(臨済宗)」が発達している。いずれも現世よりも来世の幸福を求めるものである。

ホモシャドバで勝てなくて頭がおかしくなってきた時は南無阿弥陀仏と唱えてみよう。何もかもがどうでもよくなるかもしれない。

黄龍

クオンの後ろにいる金色のうなぎは陰陽五行において土を司る黄龍だと思われる。東西南北を守護する四神の長で中央を守護するとされており、季節の変わり目の象徴でもある。シャドバではホワイトタイガーに次ぐ四神の関係者。
大変めでたいものであるとされ、中国では黄龍の出現を祝って改元されたこともある。
近年では麒麟と同一視されることも多く、グラブルの黄龍はかなり麒麟に近い姿をしている。

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