第32弾カードパック「
ヒーローズ・オブ・シャドウバース」にて登場したレジェンドのニュートラル・フォロワー。
ストーリーではネメシスだった
エレナちゃんだが、カードとしてはニュートラルで登場。
手札のクラスカードを捨てることで、
そのクラスの主人公カードを手札に加えるというド派手な能力を持つ。
ご存知の通り主人公カードは2年以上前のカードながら現代でも通用するパワカが揃っている。
また、参照するのはリーダーのクラスではなく
捨てたカードのクラスなのがミソ。例えば
職人の一念から加わる
武装強化を捨てればネメシスでもエリカが使えてしまうという訳である。このようなクラスを跨いだコンボにも今後相性の良い物が発見されるかもしれない。
各クラスのリーダーに対する考察
アリサ
エレナと合わせて2プレイになるが、進化させればトークンで2コスト3プレイが可能。
ただしエレナはエルフフォロワーではないため
新緑の新入生・カステルとは少し相性が悪い。
プレイ枚数によって出力が上がるカードが来れば強力になるだろう。
エリカ
大義の為に!で大打点を出した実績のあるフィニッシャー。
当時よりも連携速度や小粒フォロワーを並べるカードが増えているため期待ができる。
ただエレナと合わせて4コストのため
飛躍の双剣使いと競合することになるだろう。
シークレットスキルは双剣使いにない強みである反面、打点はあちらの方が出しやすい。
両方採用されるパターンかもしれない
イザベル
スペブ軸の安定したフィニッシャー。序盤に引けなきゃ駄目という事故がないため使われる可能性が高い。
今までも度々スペブ関連の強化は貰っているので今弾で花開くか。
但しエレナで1コスト重くなること、進化時の
運命の導きは直接デッキに入れられる事から、構築を工夫しないと7種類達成が難しくなるかもしれない。
ローウェン
クラス:ローウェンと言われたまでのパワカ代表。
黒龍の呪いを含めエンハンスで運用すればバフドラゴンが容易に20点以上叩き出せるようになる。
最果ての竜神をプレイする前に引いておく必要があるものの、ランプにおいても強力なカードであることは間違いない。
ただ当時の相方である
ブルータルドラゴニュートがいないため出したターンに隙が生じやすく、また槍の効果も活かしきれない可能性がある。
ローウェンと合わせるフォロワーを別途用意したいところ。
ルナ
エレナと合わせ2コストでEP回復ができる。
魂の貰い手がライバルとなりそうだが、ネクロテンプテーションを使えば大幅に墓地を消費できるため
アテムや
アビスアベンジャー・ヴィスカリアとは非常に相性が良い。
前もって1コストで抱えておける点も含めルナのほうが優位点は多いか。
ユリアス
狂乱軸で活躍した強カード。
永続的なドローや自ターンのバリアなど、現代でも盛り盛りなスペック。バリア機能は
血族の養育と被るため、飼育をドロソ運用しやすくなることも期待できる。
ただエレナと合わせて4コストが少々重いため、上手いこと着地させる隙を作れるかが重要になりそうだ。
イリス
良くも悪くも単体で完結しており、あまりシナジーの無いカード。
ジャッジメントシスター・セリーナの参照する自分の場のアミュレットを継続して供給できるが、それ以外ではアミュが合体するのもあり破壊数を求めるアミュ軸とも相性が悪い。
また当時に比べてスタッツデバフをかける
コンパッションドミニオンや
天駆の聖竜など、レリックゴッデスに対する対処法が増えているのも逆風。
使われるとしたら既存軸ではなく、これを中心とした新デッキになるだろうか。
ユアン
共鳴軸のパワカ。
ターミナルガールズなどの共鳴サポートが来たためキーカードになりそう。
また手札を戻せるため
駆動の領域・グレティナを戻したい機械ネメシスや、デッキがぐるぐる回るAFでも採用が検討できる。
但し機械・AFにおいては直接的なシナジーは薄いため、それらでは優先して入るかは未知数。
本体も無難な1/1/1と使い勝手が良く、テンポロスせずに本命のカードを加えられるのはありがたい。エルフなら使い回せたり、ロイヤルなら
連携を稼げたり、ネクロなら
葬送の弾に出来たりとフォロワーならではの恩恵にあずかることも出来る。
ウィッチ涙目
そして進化時能力は
鉄槌の僧侶相応の消滅能力と、お互いのPP最大値が10なら相手に
10ダメージをぶち込むというもの。
これによって最序盤だけでなく、面を取り合う中盤でも勝負を決めに行く終盤でも使い道があり、使い時を選ばないハイスペックな1枚に仕上がっている。
ただしお互いのPPを参照するため、10ターン目以降強化される
刻限の調律・クロノスとは噛み合わない。
いかにも最終回っぽい派手な効果を実用的に使いやすくした、最終パックの看板に相応しい強力なカードと言えるだろう。