第27弾カードパック「八獄魔境アズヴォルト」にて登場したゴールドのウィッチ・フォロワー。

7/5/7守護という大型フォロワーで、5点AoE、スタック+5、スペルブースト5回という、親玉譲りのシンプルかつ豪快なカード。

土とスペブというウィッチの2大コンセプトの両方に直接関わるという、ウィッチの中でもかなり珍しいカードであり、両方のコンセプトで採用が見込める…
と言えば聞こえはいいが、実際のところ7コストという重さと、それをカバーできるアクセラレートや結晶などの能力を持たないのはかなり扱いづらいところ。

土で使おうにも、現状の土ウィッチはアシッドゴーレムや遥かなる叡智・レヴィなどで素早くバーンを行うのが中心な上、アストラルシャーマン・ライリーやアストロジカルソーサラーのような消費スタック数を参照するカードの存在もあるため、スタックを大量に貯めるよりもむしろ貯めたスタックを素早く使う方が重要なのである。

かといってスペブで使うにしても、5回のスペブのために7ターン目まで手札で腐り続けるフォロワーを積むのは安定性に欠ける。
というか7ターン目であれば、もうこのカードを使わずともウーシンマスター・クオンなどの強力なスペブカードが使える頃合いである。

そんな感じで既存軸で使うにはかなりの問題があるカードだが、腐っても八獄フォロワーであるため、耽溺の咎人・セフィーなどの咎人側のカードたちに融合させるために採用したり、アリーナにおいて扱いづらいスペブ、土関連のカードをまとめて活かせる活躍をしてくれるかもしれない。

ORS期アディショナルにてエイルが実装され、エンペラーゴーレムをリアニメイトして勝つ秘術とスペブの混合軸が登場。いよいよこのカードに活躍の場が...と言いたいが、7コストという重さから使われることはなかった。

一応それ以外にも隠されし賢者・ミデロというコストを一気に踏み倒せるカードが来たので、色々フォロワーを並べながら5点AOEを飛ばす分にはそこそこ強いと思われる。土要素は死ぬ

フレーバーテキストで語られているのはひ弱な使い魔の記憶。
下界を知るため、とある者が優しき老魔女に使い魔として仕えた。
しかし仕組まれた事故により、彼らがいた一帯は瞬く間に惨劇の舞台に……。
老魔女の悲鳴を背に、下手人の医者は名前すら覚えていない妹への愛を語るのだった。
結局のところ彼女にとって本当に重要なのは妹そのものではなく、自らが人間らしく妹のために行動していることなのだろう。

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