Q.安定性がなくなったデッキに安定性を与えたらどうなるか。
A.つよくなる。
STR環境で待望の純心互換の
悪夢の始まりが追加。ヴァンパイア・フォロワー2枚をサーチしつつ2枚の1/1/1を出すという
他クラスにもくれよ……キチいドロソをゲットした蝙蝠は完全復活、STR前期のアーカスネクロ>ミッドレンジロイヤル>蝙蝠ヴ>アーカス……といった三竦みTier1の一角を築いた。
また、STR期アンリミテッド環境ではアグロヴが従来(というより旧式?)の
吸血姫・ヴァンピィなどを採用した型にシフトした一方、悪夢の始まりとは相性が悪い
フラウロスを抜いて
漆黒の契約などのコントロール寄りのカードを入れた蝙蝠ヴが一定数存在している。
16弾ナテラ崩壊から、ヴァーナレクの持っていた自傷回数参照効果が
狂乱としてキーワード化、自傷回数を稼ぎやすくするカードも伴って増加した。
一方で8ターン目のこのカードより早く、狂乱を条件に火力を出せるカードを使ってさっさと勝負を決めにいくアグロ構築が主流となり、自傷狂乱軸のヴァンパイア自体は増加するものの、このカードの採用例は減っていった。
しかしながら、狂乱によって除去や回復といった遅延ができるカードも増えたこともあり、対アグロ性能の高いデッキが環境に増えたときなどには、アグロプランで削りきれなかった後詰にこのカードを忍ばせるケースも存在している。主役を退きはしたものの、お役御免とはなっていないようだ。