彼女の槍のモチーフと槍にくっついている植物はヒイラギである。
ヨーロッパにおいてヒイラギとは魔除けの聖なる植物であり、キリスト教が普及してからはキリストを象徴する植物となった。
赤い実はその血を、葉の棘は受難を表すといった具合で、今日では聖誕祭(クリスマス)に引用され、リースなどの飾りによく用いられている。
花言葉は「先見」、「防衛」、「国内の幸福」であり、彼女にピッタリの植物である。
冠は葉ぶりから「栄光」や「勝利」を象徴する月桂樹の葉(ローリエ)の冠だと考えられる。
余談(おっぱい)
むっちりふわふわなそれらの大きさもそうだが注目してほしいのは服――スケスケのネグリジェである。下腹部までバッチリ透けているなんでこんなスケベで鎧ですらない格好で武器を持っているのかという疑問が出てくるが、これは彼女がアルカナカードであり、その特性を表しているからにすぎない。元絵をえっちに翻訳した絵師は白眉だが、同時に「こうであること」に意味があるのであって、つまり彼女はどこまでもママなのである。そのおっぱいを支えるには心許ないリボンスケベすぎる……ネグリジェの下はノーブラノーパンティと考えるべきだろう。これは前述の通り露出癖ではない。彼女は戦場に在ってもママであり、おっとりと安らいでいることの証左である。