ヴラド3世は15世紀のワラキア公国(現ルーマニア)を治めた君主にして、「串刺し公」と呼ばれ周辺諸国に恐れられた猛将である。
当時大きく勢力を伸ばしていたオスマン帝国の侵攻を幾度も退け、戦場後にはオスマン兵の死体が見せしめに串刺しにされて晒されていたという。彼は串刺しがえらくお気に入りだったようで、国内の粛清にもしばしば用いていたので「串刺しにして絞った血を啜っているのではないか」など噂が立ち吸血鬼ドラキュラ
*1伝説のもととなった。いわば現在のヴァンパイアのイメージを形作った張本人とも言える。
現在ルーマニアでは国を守った英雄として評価されているので、あまり吸血鬼扱いすると怒られるかも。