ヴァイディはシャドバのメインストーリー「自然鎮魂編」に登場するキャラクター。CVは鳥海浩輔。使用クラスはドラゴン。
ナテラを脅かす「母なる君」の討伐を目論む、過激派《マーナガルム》の頭首。「森の影」と呼ばれており、その戦闘能力と賢さ、好戦的な性格から恐れられる存在。また母からもらった薬で得た「呪い」による闇の力も行使することが出来る。
ただマーナガルムのメンバーは皆彼を慕っており、面倒見の良い一面もある模様。対立している穏健派の
ベイリオンは腹違いの兄にあたり、昔は仲の良い兄弟であったが、あるきっかけでヴァイディが出奔することで袂を分かってしまった。
ライオン頭の兄と違い普通の人型(?)であるが、パッパとマッマの種族が気になるところである。
「7.自然鎮魂編」では全体的に悪役っぽく描かれているが、アリサ一行の中でも
ローウェンだけはヴァイディの動向を不穏に感じており、彼の望みが叶った時にマーナガルムがどうなってしまうのかを真剣に悩むことになる。
ネタバレちうい
実はヴァイディは母親が邪悪なドラゴンにレイポゥされて生まれた子であり、ベイリオンと血の繋がりは無い。その境遇を哀れに思った先王は、母親を妾、ヴァイディを実の子と偽って引き取り、不貞者と誹りをうけながらも育てる。ある時自分の本当の出自を知ったヴァイディは、その身に宿した邪竜の力を暴走させ、遂には母を殺して家から出ていくこととなった。
自分が手に入れることが出来なかった強さ、清廉さを持った兄ベイリオンへの憧れは復讐心に変化し、彼と対決すべく戦いへの道に進むこととなる…
というのは表向きで、本当のところはベイリオンのことを依然として尊敬しており、彼がベイリオンと敵対することを選んだのは「腰抜けと評されているベイリオンの踏み台に自分がなることで、ベイリオンを正真正銘の森の王にするため」である。先王の名誉に泥を塗った自身の出自にもまた負い目を感じており、悪役ぶることになったようだ。
しかしベイリオンはヴァイディを殺すどころか、「お前も私が照らすべき森の民だ!」とヴァイディを受け入れる。その姿勢に逆上したヴァイディだったが、そこに現れたムニャールがヴァイディを説得。彼は頭を冷やし、ベイリオンに降伏した。
その後はベイリオンと共闘する姿勢を見せ、
ベルフォメットの侵攻に対しても
ローウェンと手を組み「この森に王は二人もいらない」「この森の悪は私だけでいい」と率先して戦闘している。