ウィッチの初期デッキに入っているベーシックカード。2/2/2の標準スタッツに1ドローがついているのは非常に強力だが、
相手にも1ドローさせてしまうのが結構痛い。一応
ライブラリーアウトを狙うデッキでは使い道はある。でもなぁ…。
考えなしに使うと相手を助けてしまうことになりかねないので、余程引きたいカードがあるデッキでの採用になるが、今日びウィッチのドロソはただでさえ豊富であり、テンポロスを気にするにしても採用を検討できる優秀なドローソースはほかにもいるので採用されることはまず無いと言っていいだろう。
…と思われていたのだが、ROGローテの新ジャーウィッチで採用が急増。
というのも
- 環境の主要なデッキが手札を溜め込んでいることが多いため、引かせることがデメリットになりにくい
- 2/2/2がフロートボードマーセナリーを上から踏めるので環境的に強い
- 何より新ジャーは相手に1枚くれてやろうが自分がジンジャーとモニカ引いてハンドを完成させたい
といった理由。
いやはや何が起こるか分からないものである。
さらに時を経てEOPにてヴァンパイアクラスに「手札がX枚以下なら」発動できる能力が追加された。
このデッキと対戦するときのみ、強制ドローさせることにより相手の妨害を行える可能性がでてきた。
重すぎるデメリットが、メリットになりうる可能性があるのである。また単なる妨害にとどまらず、2/2/2の標準スタッツで自身も1ドローできるのは美味しい。
降誕する干絶というライバルもいるが、最低限自分の動きに関与できるので腐りにくく、フォロワーとスペルの違いもあり十分差別化できるだろう。
ベーシックカードで常にローテーションで使えることがここにきて活きる…かもしれない。
最もどう取り繕っても結局相手に手札を与えていることには変わりないのでそのまま轢かれかねないのだが、一つの面白い使い方ができたことは覚えておいてもいいだろう。