フラッフィーエンジェル
ユカリセイバーは先に理不尽ムーブを通して、相手が対象不能になったら勝ちというような環境のアンリミで、相手を完全にコントロールして倒すという稀有なデッキ。
故に環境最多のハンドレスヴァンプに強く出せるという条件がコントロールデッキには欲しい。
また現アンリミは相性ゲーとも言われており、最たる例が骸ネクロである。骸ネクロはワールドブレイク一枚でどんなデッキでも勝ちの目が見えてくるようなデッキ。これに関しても無理なくマーウィンを積めるこのデッキは確実に勝ちを拾いたい。
この2つのデッキに強く出せるのがフラッフィーエンジェルである。
まず、ハンドレスにはとにかく回復を多く取る行動が有効であり、4点という回復はかなり強い。グランスと同時に出す事で敵の疾走を潰す動きは、ハンドレス側にかなりの負担を強いる事ができる。
骸に関しては向こうはネクロインパルスを通す事が勝ち筋になるため、ギルネの存在が知れるとフォロワーを出さないように気を付けて来るが、フラッフィーエンジェルを使えばドレインに依存する事なく4点を回復し、守護でインパルスを妨害する。安息で隠れない守護というのが利口である。
次に他のバーン型OTKデッキはどうやって対応するのか、結論から言うとこの対面は正直厳しい。6ターン目をなんとか耐えて、7,8,9,(10)と連続でユカリとホリセで防ぎ続けてギルネを出すしか勝つ方法ぐらいしかない。先行6ターンにユカリを出した場合、このデッキのユカリセイバーの5/5をギルネ直接召喚までに引く必要がありかなり無謀。20枚引くとして5枚揃っている確率は10%ちょっと。6を別の手段で耐えて4/5引くの場合は同条件で50%ほどとまだ希望がある(旧マーウィンはこの条件を4/6、70%まで緩和出来る)。6ターン目を素で耐えるのであれば体力増強が多くの場合求められるが…
これらのデッキにも強く出せるのがフラッフィーエンジェルである。
バーン型のOTKの特徴はディスカ、回復、財宝いずれも盤面に触りながら打点を飛ばしてくる特徴がある。つまり、ラストワードで2点回復があるフラッフィーエンジェルは出すだけで擬似的に体力を22にしてくれる。進化しないと22点に出来ないマスターコックより使い勝手が良いと感じる。これで6ターンを耐えたらユカリセイバーを投げ続ける動きでワンチャン狙うという感じ。
当然葬送ネクロに関しても、ファンファーレ2点とラストワード2点の分割回復は有効に働く。
なんだ?この詰み得カード…
プレイング
手札超過に気をつけながら、回復やダメカを用いてアルバハギルネ召喚を目指す。ただ、オーキッドの試験場や悠久の絶望の置き方、招来の大天使の使い方等で結構プレイの幅が出来るので、結構練度が必要。なお、先ほどの20枚と言うのは普通にドローした場合の確率であり、毎試合ギルネを20%程度で引き切る事になる。ここから追加ドローをすると加速度的にギルネを引く確率は増す。こうなるとリソースが潤沢なデッキには普通に負けるので、先のプランが全部見えている時は闇雲にドローしないことも気をつけよう。
ホズミE(幻獣型) 微有利 (通常型) 有利 (オベロン型) 超有利
幻獣型は安息無効なので招来の大天使を使う事が重要。通常型は安息が有効だが向こうも熾天使を持っているはず。オベロン型は守護も安息も有効なので事故さえなければ確実に勝てる。
財宝R 微不利
相手の撤退の引きとユカリ次第かなと感じる。2枚引かれていると6ターンOTKの可能性があるので、相手のドローを進める海原の斥候は最優先で処理すること。旧マーウィンを入れたらマシになりそうな相手。
連携R 微有利
マーウィンと信仰でオーレリア、ガルドル、ビクブレを確実に処理していくことが重要。ヴァイスはなんとかなるが悠久以外のドローが制限されたりとウザいので安息で耐えて次マーウィンで一掃がコスパ的に楽かな。向こうもギルネグランスを持っている可能性があるのでこっちのグランスを雑に使うのは推奨しない。最近はマキマからアーサーを出してビクブレガルドルで詰ませる構築が流行りに感じる。実はユカリセイバーに一番近いデッキかも。
超越W 無理
知恵見たら即リタしても良いんじゃないかと思えるくらいには無理。将来と安息で必死に足掻いても無意味。勝ったことある構築には水晶の魔剣士3枚とか魔道具専門店が入ってる明らかに構築がおかしいやつだけ。それでも負けそうになる。
秘術W 微有利
1ターンに秘術関連カードを見ると安心する。注意するべきはスペコンレヴィ。マギサは信仰、ギルネ、安息でなんとかなる。この対面もトゥギャザーが強い。
ディスカD 微不利
ユカリが間に合えばいけるが、普通に庭園置かれてリュミリュミされると負ける。庭園消す用の信仰と招来のコストUPで10コス庭園リュミリュミされないようにだけはしよう。
アルバハD 無理
向こうのほうが確実に早くアルバハが出せる。グランスを重ねてこっちのターンになっても、向こうもグランスを出してくるだけなので即リタしてもいい。
骸Nc 有利
警戒すべきは桶からフラグラかゼラエルが出てくる展開だけ、インパルスはトゥギャザーしとけばなんとかなる。信仰で消す優先はマーウィンが居るなら階段、居ないなら大佐。桶フラグラゼラエルは向こうもわかっているので、消されないタイミングで確実に置いてくる。
葬送Nc 互角
過程のリッチが取れないのが負け筋になるので、グランスはマリガンで探したい。向こうもラカン死帝を葬送する事でリソースを保っているので、再現性を損なわせる事ができる。デスサイズインパorデスタは安息トゥギャザーでなんとかなる。
魔海コルネNc 互角
やられた動きとしては、0cカオティック生成事前生成で安息貼りなおせなくて34点パンチ。アルバハ連打で先に直接召喚を許して敗北など。向こうはベレロクルトだと思ってるし、こっちは葬送だと思う。先にわかった方が対策打って勝つゲーム。
ハンドレスV 有利のはず (シェムハザ) 互角
回復詰みまくったのが効いてかなり勝てる相手のはずなんだけれど…先1復讐からめちゃくちゃやられて負けってのは結構ある。悲しい。シェムハザ置かれると大量に疾走が来るので普通にキツい。
狂乱V 不利
グランスでフラ煉を妨害できても、ヴァンピィノイズやヴァーナレクが辛すぎる。ユカリセイバーも安息も無効かつ、リソース消費が少ない大打点なので、他のOTKデッキより厳しい。
ベレロクルトB 有利
招来とトゥギャザー、悠久を信仰で消すなどして妨害する事で勝てる。7キルも難しい状況に出来るので、手札によっては8からユカリセイバーを始めた方が良かったり。
ユカリセイバーBミラー 有利
ホーリーキャットと清浄の噴水でテンプレよりもリソース不足になりにくく、ホーリーセイバーの5回進化を先に狙いにいける。グランスの枚数が重要でもあるので大事にする事。
AFNm 不利
練度が低い相手なら5ファクトリーだけでエンドということもあるが、今のAF使いは熟達しているので信仰を警戒してファクトリーとスキャンを重ねてくる。連続安息で固めでもしないと厳しい。
進化Nm 机上は不利
バーンが多いデッキなのでユカリセイバーが刺さる。安息はユアングリームニルが貫通してくるので信頼しない事。加速を置かれて早々にシンを置かれると無理。とはいえ向こうのデッキは再現性が低く事故が多発するデッキでもあるので、割と拾えたりする。
ライルNm 有利
向こうが狙うのはワンショットなので、安息が刺さるし守護も有効。ただし安息張り直せないで守護に頼るとミュニエで吹っ飛ばされるので注意。