実装後しばらくはあまり使われなかった。
まずローテで20回共鳴を達成するのは至難の業。10回であれば【AFネメシス】で狙えたが、こいつに頼らずとも多彩なバーン手段を持っていたので入れても1枚程度のサブプランという感じだった。
しかしアディショナルにて実装された
アブソリュート・トレランスで話が変わる。ダメージ数に応じてコストが下がるトレランスの相棒としてこのカードに白羽の矢が立ち、一気に大ダメージで詰め切る【マグナゼロネメシス】とでも呼ぶべき専用構築が登場した。
次弾RSCでは機械タイプの関連カードが増え、サーチ手段の
アイアロンの残骸が追加された……ものの、その他の機械関連はこのカードとのシナジーなく、機械ネメシスで唯一採用外扱い。
しかしアディショナルで、それぞれに共鳴を進める能力を持ちつつ、共鳴回数に応じて強力な効果を発揮する
次元の超克者・ユアンと
オートマティックメイデンが実装されて価値が一転。デッキのほとんどを共鳴を進められるカードにして高速でデッキを回し、7ターン目の10点AOEを目指す【共鳴ネメシス】のデッキタイプが完成した。
翌DOC期は苦手なカードの増加などもあってじわじわと環境から取り残されつつ専用デッキはメタの一角にいたりいなかったりしたが、環境後半、足りない打点を補う最重要手段だったトレランスのナーフが入ったこともあって専用構築は衰退し、環境から退いていった。
AFネメシスが
ギガスファクトリーで共鳴数を荒稼ぎするため、そのサブウェポンとして採用されるなどの使い方をされたりしつつ、やがてローテ落ちを迎えた。
ローテ落ちの直後RGWにて、
勇気の少年・カシムなどの共鳴回数軸の新たなカードが複数追加され、ユアンやオートマティックメイデンが活躍したため、このカードも残っていれば大活躍間違いなしだっただろうと悔やまれる事態に。だが、逆にこいつがいたから強力な関連カードが刷れなかった面もあるのかもしれない。というかRGW共鳴ネメシスの暴れぶりを見るに、残ってたら本当に洒落にならなかったと思う。
アンリミテッドでは加速解放などで超速で共鳴が増えるAFネメシスで、7ターン目までグダった試合を終わらせる切り札としてしばしばピン差しされた。
RGW期にはさらに
勇気の少年・カシム&
解放の少女・ローザを採用した共鳴AFネメシスが大活躍し、やはり7ターン目の蓋として(あとEOPで引いたスキンつきイラスト違い版の格好の使用チャンスで)ピン採用……されていたものの、まずは
機構の解放、遅れて
勇気の少年・カシム&
解放の少女・ローザがアンリミで一枚制限になり、デッキタイプ自体が厳しい立ち位置になってしまった。