第30弾カードパック「
オーダーシフト」にて登場したシルバーのウィッチ・フォロワー。
機動戦士ガンダム水銀の魔女。
そのまま使うと3コス4点1ドロー1スペブ。現代シャドバの他クラスには
2コス3点に1ドローがデフォルトでついた
紅の仁義や
ムーンパラディン・アストルフォが存在している。コスト1増で火力1増(守護等での不安点あり)ではパワー不足と言わざるをえない。
もっとも、同じく3コス4点条件付き1ドローだった
魔女の雷撃を想えばインフレはしているが。
本領は進化時効果。進化をすればスタッツ増加はきちんと+2/+2しつつもう一体増えるので、3コス6+4点2ドロー2スペブと強めの盤面処理をしつつ手札を増やせる。アンリミ性能にこそ届かないが、一枚でドロー・除去・スペブ加速の三役をこなせるのは便利だろう。
さらに進化時3PPを余らせていると三体に増えて6PP6+4+4点3ドロー3スペブに……なるが、相手に3体分の攻撃を受けられる盤面を要したうえ、EPを吐いてこれは若干物足りないか。トップで引いたカードを使いたいような場面で勝手にPPを使ってしまうことがあるのも使いづらさになってしまう。
同じ3コスト進化時3PP余りで分身する
スピニングウルフと比べると、ウルフは顔面を殴った後場に残って次ターンに分身しうる圧で処理を強要できるケースがあるのに対し、体力1の突進で攻撃時効果が重要なこちらは攻撃力0フォロワーを殴る以外に場に残る機会がほぼなく圧にもならないので効果の発動条件として嬉しい部類とは言い難い。
こちらの効果は実質のエンハンス6効果と割り切ったほうがよさそうだ。
最大の問題点は、ORSローテ環境でのスペルブースト軸が息をしていないことだろう。スペルブーストを溜める側のカードは数も質もそれなりなのだが、火力や制圧などに繋がるスペルブースト関連のカードは枚数不足ないし単体出力不足で、デッキタイプとして成り立っていないのが現状である。