おんJシャドバ部 - ベータテスト


概要

ベータテストとは、ネットゲーム等を正式リリースする前に実際にユーザーに開放して、ゲームバランスを調整することである。抽選で選ばれた少人数に開放するクローズドベータと不特定多数に開放するオープンベータに大別される。ベータテストでは課金要素も無料で全開放されていたりもするので、好んでベータを遊びに来るゲーマーも多い。

シャドウバースにおいても2016年2月〜6月にかけてクローズド2回、オープン1回のベータテストが実施されていた。その頃のシャドバは今とかなり違ったデザインがなされており、様々な洗練を経て現在に至ってる事がよくわかる。洗練されてこれかよとは言ってはいけない

今となってはベータ経験したホモも1.14514%くらいしかいなさそうなのでこの記事で解説していきたい。

用語・デザイン

「キャラクター」(フォロワー)、「フィールド」(アミュレット)、「急襲」(疾走)のように基本用語が現在と違っていた。

このようにカードもUI全般も今とは大きく異なる。演出も動画を見るとわかるがクッソもっさりしており、今より演出が多い。


環境・各クラスのカード調整

そもそもクローズドは参加人数か限られてた(筆者も未経験)ので、調べた限りではあるが
第1回ベータは超越ウィッチが大暴れし、それを受けて調整が入ると今度はアグロロイヤルが流行。
最終的にはアグロに強いミッドレンジ威光ロイヤルがトップメタとなった。威光!?と思う人も多いだろうが当時は強かったのだ。(後述)
ベータテストの結果を受けて多くのカードが調整を受け現在の効果に落ち着いていった。

エルフ

わりと空気だった。まだ当時は冥府エルフが開発されておらず、戦い方も手探りだったのでシンプルに強いロイヤルやヴァンプに人気が流れた。
カード調整も上方修正が入ったものが多い。

※主な修正前カード

ロイヤル

一番人気。第2回クローズベータあたりからアグロに人気が集まり、その後アグロをメタる形で騎士王の威光を軸にしたミッドレンジがトップとなった。

※主な修正前カード アグロロイヤルがぶっ壊れてた原因たち。特にルミナスナイトが凶悪で、並べて進化で簡単に相手を削り切っていた。
  • 騎士王の威光…詳細はページで解説されてるが、今でこそネタアミュなこいつが当時は環境を牛耳っていた。

ウィッチ

第1回ベータテストを支配したのは超越ウィッチだった。15コストの超越もさることながら蓄積がぶっ壊れで、スぺブを文字通り蓄積できたので実質超越が6枚あるような状態。躍起になってスぺブする必要も無かったので秘術を混ぜる余裕もあり、アグロも平気でボコる怪物デッキだった。ヤバすぎたのでベータ中にナーフを食らっている。
当時の貴重な対戦動画

※主な修正前カード

ドラゴン

地味。カード調整も微調整くらいだった。弱くは無かったがロイヤルがキツかった感もある。

※主な修正前カード

ネクロマンサー

ロイヤルの陰に隠れていたがこの頃からアグロ構築が強かった。

※主な修正前カード

ヴァンパイア

圧倒的なバーン力を生かしたアグロが人気だったが、アグロミラー(特にロイヤル)に弱く次第にコントロール主流に。
サービス開始時に構築が完成されてたのでTier1に躍り出たが・・・

※主な修正前カード
  • 鮮血の花園…カウントダウン無し(カウントダウン4に変更) 
これ置いた瞬間試合ターンに蓋ができ、金網デスマッチが始まっていた。

ビショップ

クローズベータでは超越に次いで暴れていた。主犯はなんとあのスカルフェイン。こちらも調整中に2度ナーフを食らい無事現在の産廃が誕生した。
相手のアミュを叩き割りながら自分の詠唱アミュを開けて爆アドを稼いでいた。

※主な修正前カード
  • スカルフェイン…6/4/4、場のアミュレット全てを破壊。(7/4/4 自分のアミュレットをすべて破壊)
  • 残忍な修道女…相手か自分のアミュレット1枚破壊(自分のアミュカウント1つを2進めるに変更)
  • 詠唱:天喰らう聖竜…相手のフォロワー1体破壊(場全体に1ダメージに変更)


詳しいページ
https://wikinity.net/shadowverse/?%A5%AA%A1%BC%A5%...

余談

ROG実装前の2019年6月27日〜7月11日にベータテストが行われていたという噂がある。
引いただけでデメリット無しで復讐状態になるカード進化すると+2/+2されながら3コスト相当のアミュレットを出す2/2/2守護など信じられないような性能のカードを使用できたらしい。おそらくテストプレイを行う時間がなくこのような試みをしたのだろう。