では少しだけ語ってもよろしいですかな？

5/8という良好なスタッツに加え守護持ち、更には相手のフォロワー全てに5ダメージを与えられる。
守りに関して言えば強力なフォロワーと言える。
氷結のドラゴンさんの時代から考えるとここまで進化したのかと思ったら感慨深い…かもしれない。

欠点は言わずもがな除去しか出来ない事。
同弾には激昂のリヴァイアサンやリザードブレス、更にはインフィニットフレイムドラゴン等除去力の高いカードが多く存在しており当然こいつの席は無いに等しい。
今の時代7コストも使って除去とちょっとした大型フォロワーを置くだけでは活躍は厳しいと言わざるを得ない。
せめて除去した分何かしらの追加効果があればもう少しマシな評価をされた可能性があるけど結果は冒頭通り。

これだけなら凡百の残念ブロンズ達と同じただの2Pick要員だったのだが、こいつにとっての悲劇は半年後に実装された八獄魔境アズヴォルトで登場した禁牙の執行者・ドラズエルの存在。
こいつとドラズエルは7/5/8守護、AoE持ちというところまで共通しているが、ドラズエルとは、

• 破壊耐性があり、確定除去や必殺で簡単に死ぬことがない
• 5ダメージではなく-5/-5のデバフをかけるため、ダメージ耐性などを貫通して体力を減らせ、倒しきれなくても相手の戦力を大幅に削げる
• 自分のリーダーを5回復でき、耐久戦術にも役立つ
• アクセラレートにより1コスト1ドローとしての役割も持てる

という、もはや比べるのが可哀想なほどのスペックの差があり、火を見るよりも明らかな上位互換としてローテ環境で共存することとなる。

その結果、ヘイルドラゴンくんはドラゴンの主力カードとして活躍し続けるドラズエルと比較され続け、屈辱の日々を過ごすこととなってしまった。