第9弾カードパック「蒼空の騎士」にて登場したブロンズのロイヤル・フォロワー。

ターン終了時にコスト1のフォロワーをデッキから直接召喚するということで、ミニマム版のアーサーのような性能を持つ。
デッキ圧縮と横展開、およびロイヤルで数少ない先行4コスできっちり仕事ができる優秀なフォロワー。

だと思ったか？
現実は全く異なり相当イケてない。

出すフォロワーが1コスかつターン終了時というのがイケてない。
まず1/1/1。よく採用されているのはクイックブレーダー、レイピアマスター、次点にマーセナリー・ルシウスだが、クイックブレーダーはターン終了時に出されても疾走が無意味になり、他の2人もエンハンスが無いとただのバニラ。というか3人ともただのナイトになってしまう。
次に思いつくのがペルセウスやヴァンガードのような1/1/2だが、ペルセウスの進化時効果を発動しようと思うと1ターン生き残らないといけない。なにせティナ本人がヘルス3なもんで、数々の軽除去スペルの的になって簡単に2面処理有利トレードされてしまう。ヴァンガードに至っては元々バニラなので実質2人ともただのヘヴィーナイトである。

つまり、言い換えれば「ターン終了時にデッキの1コストフォロワーをランダムに1体消滅させて、ナイトかへヴィーナイトを1体出す」能力と本質的には変わらない。しかも本体が3コスト相当なので別にコストを踏み倒せているわけでも無く、クイブレやレイピアマスターを犠牲にしてまでやる事ではない。

…というか今や4コス横展開+アイテールのリーシャサーチを邪魔しないキャノンスマッシャーがいるのでますます使う理由がない。
そんなこんなでどうにもこうにも活躍の場が少なく構築デッキではほぼ見ないカードとなっている。

• 鉄壁の城塞

アンリミ限定だがかなり強いムーブができる。詳細は城塞ロイヤルを参照。

中身はゴブリンブレイカー・ティナと同一人物。
とはいえ別に下克上したとか、成り上がったとか、実は高貴な血筋だったとかそんなことは全然ない。
正体は神バハのとある夢イベントで語られたティナの妄想。
もし自分がお姫様だったら素敵な騎士様とあれやこれやできたんだろうなーという頭ハッピーセットな空想の産物である。
「お前そんなキャラやないやろ」とか「お姫様なんて政略結婚の道具やろ」みたいな無粋な突っ込みはNG。

なお元がニュートラルのところ、王族扱いということでロイヤルに追加されたものと思われるが、ティナにはこのほかにも神官バージョンやマナリアバージョンがあるため今後もひっそりとティナが増えていく可能性がある。

……神官バージョンはその後実装された→セイクリッドシスター・ティナ