おんJシャドバ部 - ファフニール

天地を焦がす・・・
ファフニール
コスト:9フォロワー
クラスドラゴン
レアリティレジェンド
タイプ-
パッククラシックカードパック
CV斧アツシ
イラストレーター虫麻呂
進化前
攻撃力8体力10
ファンファーレ 他のフォロワーすべてに2ダメージ。
進化後
攻撃力10体力12

フレーバーテキスト

台詞集

概要

第1弾カードパック「クラシックカードパック」にて登場したレジェンドのドラゴン・フォロワー。

天地を焦がす(2点)で今でこそよくネタにされているが、初期はランプドラゴンの中核をなすカードとしてジェネシスドラゴンとツートップを組んで大活躍であった。
単純に高スタッツをランプして早いターンで押し付けるのが強かったのはもちろん、ファンファーレ効果も海底都市王・乙姫の展開を返す、或いはフェアリーを薙ぎ払う役割として重宝されており、ランプドラゴンにはほぼ間違いなく3積みされるカードであった。よくミスリルゴーレムとかと同列視する者もいるが、新参の方にはファッフも輝いてた時代があるということを認識頂きたい。

しかし環境が進むと共にバーンダメージの低さとコストの高さが響き、彼にとっては厳しい日が続いた。
そして来たる第3弾カードパック『バハムート降臨』において、10コストにして13/13という極めて高いスタッツを持ちながら、自ら以外の全てのフォロワー・アミュレットを破壊するバハムートの登場が彼の活躍に大打撃を与えた。
両者の間に1コストしか差が無いというのが信じられないスペックの高さであり、アミュレット主体のデッキでもバハムートより優先して採用されるかは危うい所である。
果たして彼が弱すぎるのか、バハムートが強すぎるのかについては、今も議論が止まない。
両方ではという声もある。
更にトドメとなったのは続く神々の騒嵐で登場したイスラーフィール
同じく9コストで8/8とほぼ変わらないスタッツに加え、ファンファーレ4点回復&相手の場と顔に全体2点のAoE効果を内蔵する豪華仕様。更にサハクィエルとのコンボで使い道も倍という、どう足掻いても敵わない相手の登場によって、ファフさんは永遠にストレージを彷徨う存在になってしまった。
……と散々に書いたが、ドラゴン特有のランプ戦術で相手に先んじて出すことができればもちろん十分強力ではあるので、ファフニールが好きなホモはガッツリランプして天地を焦がしていけ。

第11弾にてついに念願のリメイクを果たす。・・・ただし死体になった姿で。
まあ見た目はともかく焦がし性能はだいぶ改善された。馬鹿にしてた奴らを灰燼に帰す活躍を期待しよう。
詳細→屍竜・ファフニール

第16弾にてついに蘇生
・・・銀スペルとしてだがな!
効果は普通に実用的なので使ってあげよう。
本体のリメイクにも期待がかかる。

そして第29弾にてついに正当リメイク。
コストは下がったがスタッツは据え置き。AoEは強力なものとなりバーンまでついた。
今後の活躍を期待しよう。
詳細→邪智の竜・ファフニール

Shadowverse EVOLVE


スターターデッキ第4弾「蛇竜の爪牙」にてスターターデッキ限定レジェンドとして登場した。
本家との違いとしてコストが9から8に、スタッツが8/10から7/8と軽量化、ファンファーレが自分以外2点から相手のみに5点AOEと大幅に強化された。
コイツアイツみたいに逆輸入されてほしいが、多分されない。されても使われない。

余談

なお彼のプレイ時の台詞とされていた「天地を焦がす・・・」に反して与えるバーンダメージは僅か2であるため、加工のかかった音声が聴き取りにくいという事も踏まえ、本当はうんちを焦がす・・・」と言っているのではないかという説が支配的。
うんち焦がしと言えば基本的に彼の事であるがまごう事なき蔑称なのでその名の扱いには注意が必要。

逝クッ! ファフニール 9/8/10!!! 劣等共を焼き尽くしながらうんち焦がしキメるぞォ!! 我が業火を受けろよォテメェら!!ファッフッフフッフッ!
そんな感じでシャドバではネタキャラと化したファフニールだが、神撃ではその元ネタ通り強大な邪竜として登場している。

特にジークフリートに退治されなかった世界線であるイベント「戦場に咲く修羅の華」では、竜の軍団を率いてマナリア学園を襲撃・破壊、アンの父を殺害したうえでアンの記憶を消去。さらに竜族をそそのかしてマナリア王国を攻めさせるという畜生ぶりを発揮し、あれだけ仲良しだったアングレアの絆を引き裂いた張本人となっている。
最終的には騎士様に退治され、記憶も元に戻ったのだが、マナリアと竜族の対立そのものは消えず、結局両者の間に結界を張ることで二人は離れ離れになってしまった。

元ネタ

ファフニールは、北欧神話及びドイツ北部のゲルマン神話等に登場するドワーフもしくは人間。ワーム(ドラゴンみたいなもの)に変身する。日本では英語・現代ドイツ語の読み方であるファフナー、ファーフナーなどが用いられることもあるほか、舞台ドイツ語風のファフニル、ファーヴニル、ファーフニール、ファーフニル、ファーブニル、ファヴニルなどという表記もある。その名は多くの黄金を抱え込んだことから「抱擁するもの」を意味するとか。
ファフニールはフレイズマルの長男であり、オッテル(次男)とレギン(三男)という弟がいた。神であるロキオーディン・ヘーニルが旅をしているとき、河でカワウソに変身していたオッテルをしとめた。神々はそれを知らずにフレイズマルにその日の宿を求めた。フレイズマルに指示されたファフニールとレギンは神々を捕らえ、賠償金を要求する。
神々はオッテルの皮の内側と外側を埋め尽くす量の黄金を支払うことで合意し、オーディンとヘーニルが人質として残され、ロキがドワーフのアンドヴァリから黄金と黄金を生み出す指輪を奪う。その際に、アンドヴァリは指輪の持ち主に永遠の不幸をもたらす呪いをかける。*1
指輪は黄金とともに皮に入れられてフレイズマルに渡された。そして当時は若くお金が必要だったため黄金に欲を出したファフニールは父であるフレイズマルを殺害する。ファフニールは黄金を弟と分け合うことを拒み、黄金とともにグニタヘイズへ逃亡、黄金を守るために毒を吐くワームに変身する*2
レギンはその後デンマークの王ヒャルプレク王のもとで鍛冶師として働き、ヒャルプレク王からフラグランドの王シグムントの遺子シグルズ*3の養育を任される。そしてシグルズに過去のことを話し、ファフニールを殺すように頼む。鍛冶屋であったレギンは古エッダでは竜を倒すためにと言いグラムをシグルズに渡し、ヴォルスンガ・サガでは何度か剣を作ろうとするもののシグルズはその出来に満足せずシグルズは母からシグムントの遺産である折れた剣を受け取りそれをレギンが鍛えなおして与えた。以後その剣がグラム*4と呼ばれる。
シグルズはグラムでファフニールを殺す。死に際にファフニールはシグルズの問いかけに答え、自身の持つ腕輪、黄金は死に至る呪いがかかっているため、持っていくなと忠告をしたがシグルズはそれを聞き入れることはなかった。その後レギンは自身にも責任はあるがそれでも自分が依頼したにもかかわらず兄を殺したとシグルズを非難する。そしてレギンはファフニールの心臓を炙って食べさせてくれと頼んだ。古エッダではレギンが、ヴォルスンガサガではシグルズがリジルという剣でファフニールの心臓を切り出し、シグルズはレギンの指示に従って心臓を火で焙ったが、その際にやけどを負い、指をなめてドラゴンの血もなめてしまった。そしてドラゴンの血の力によってシグルズは全ての言語を理解する力を得る。鳥の鳴き声からレギンは財宝を手に入れるために自分を利用し、さらに財宝を独り占めするために自分を殺そうとしていることを知ったシグルズはレギンを殺し、黄金を手に入れる。育て親から身を守った。生きるため 仕方なかったまた、その心臓を口にしたシグルズは常人より遥かに賢くなり、さらにファフニールの返り血を浴びたことで不死の肉体も得たと言う。*5