なお、これらの要素が複合してることも多い。また、同じカードでもデッキが違えば3積みされるようなカードも多い。
普段はやや弱めだが、特定の状況で大きなアドを取る、あるいは仮想敵デッキの戦術を崩すことができるいわゆるメタカードの類が多い。
進化時効果持ちなど発動タイミングが限られるものもある。環境を見て採用していこう。
例:アミュレット対策を意図した
熾天使の剣、ゾーイ対策を意図した
変異の雷撃など
単純に高コストのカードはプレイ可能になるまでにドロー機会が多いため、枚数を減らしても手札に引き込める確率が高い。また手札事故の防止にもなる。
特に単体で勝ち筋になり得る強力なカードがサブプランとしてピン差しされるケースや、止めの一撃用に一枚で相手のライフを大きく減らせるカードが使われやすい。
例:単体で勝ち筋になる例では
ヘヴンリーイージスや
サタンなど、止めの一撃用では乗り物ドラゴンにおける
古今独歩の大拳豪・ガンダゴウザなど
他に確定サーチ・リクルート手段を用意していたり、重複しないリーダー付与効果を持っていたり、
直接召喚で確実に場に出せるものが当てはまる。
例:
白翼の守護神・アイテールから確定リクルートできるようにした
ヘヴンリーイージス。エイラビショップなどにおける
七宝石の姫・レ・フィーエや
神の盾・ブローディア。
直接召喚で出てくるが複数枚は使わない
天界の門、
頂きの闘技場など。
サブプラン用のカード
メインの勝ち筋がある上で、別途のフィニッシュ手段になるカード。メインの勝ち筋が止められた状況や打ち止めになった際の保険や、メイン勝ち筋を引き込めなかった時の4枚目代わりとなる。
例:シオンを主軸にしているAFネメシスのサブプラン用
冥府への道、アリアセッカエルフのサブプラン用
ブリリアントフェアリーなど。
リクルート前提のカードや
直接召喚を持つカードは手札に来た場合相対的に物足りない性能となってしまうものが多いので、手札に来ないように1枚しか積まない戦略がある。ただし、手札から使っても強いカード、複数回の直接召喚を行いたいカード、手札でダブつく可能性を押してでも直接召喚がしたいカードなどはその限りではない。
例 :
白翼の守護神・アイテールから確定リクルートできるようにした
ヘヴンリーイージス、
開闢の予言者など
どうしてもプレイしたいキーカードに類似した効果を持つカードや、キーカードを確定サーチするためのサーチャーが当てはまる。この場合、多少下位互換気味でも使われることがある。
例:
黄金都市の4枚目としての
祈りの燭台。
清浄の領域を確定サーチできるように構築した際の、四枚目の清浄としての
ピラータートルなど。
「複数枚積みの意味が薄いカード」とやや被るが、何度も使い回せるので1枚あれば十分というカード。
例:
月と太陽、
連鎖する雷など
ミニゴブリンメイジから
万華の鳳凰をサーチし、その進化時効果の庭園と
深海の接近でコスト半減&疾走付与した
深海の覇王・ダゴンを最短5ターン目に叩きこむいわゆる庭園ダゴンデッキの場合、深海の接近から二枚目の万華の鳳凰を引かないよう、万華の鳳凰のピン差しが基本となっている。
サーチやリクルート効果を持っているがそれ以外の要素を中心に使いたいカードに対し、サーチ効果を無駄にしないために一応入れておく対象カード。
例:
終末の番人・スピネを採用している非AFデッキで、
スピネのアーティファクトの自ターンのラストワードを無駄にしないため
音速の機構・ララミアを入れる場合など。
対戦中にプレイや破壊されたカードの種類数を参照したり、名前の異なるカードを参照するカードを使う場合、似た効果や役割のカードを分散して入れることがある。その結果でピン差しになる場合がある。
例:
ユニオン・マジックの種類数を満たすために
ナイフトリックを一枚
エンジェルスナイプにする、
フリッグで出るアミュレットが増えやすいように、三枚入れたい
風を呼ぶ翼人を一枚
星界の艇人・ノアにするなど。
どうしても使いたいお気に入りのカードがあるけど構築に入るパワーが無い…でもピン差しならデッキパワーをそれほど落とさず採用できるぞ!やったぜ。
ぶっちゃけただの贔屓枠
主に
JCGやDSAL
*1のようなデッキレシピ公開制の大会で使われる手法。
ランクマッチでは使われることが少ないが、使われるとそれが負け筋になる可能性があるといったカードの場合、そのカードが構築に入っているというだけで相手にその存在を意識させ、そのカードのケアを強要することで動きを縛ることができる。
例:
《吊るされた男》・ローフラッドを入れておき、序盤の不用意な動きを制限させるなど