第18弾カードパック「レヴィールの旋風」にて登場したブロンズのネメシス・フォロワー。

パラダイムシフトのコストを下げるならまずマジックエンジニアが強烈なライバルとして立ちはだかる。
エンジニアでもパラダイムシフトの即時コストダウンはエンシェントアーティファクトで盤面干渉をしながらやってのけ、優勢でのポン置き性能という観点でもあちらはアナライズアーティファクトによるハンド回収をできるので、間違いなく総合力では負ける。

アーティファクトのコストダウンもできるが、これまたかなり地味な効果と言わざるを得ない。
そもアーティファクトにはコストダウンしてまで早出ししたい性質のものがほぼないため、中量級以降のアーティファクトを3コストかけて1コストダウンするくらいなら大抵そのアーティファクトを素出しした方が早いと思われる。
一方で軽量のアーティファクトをコストダウンすればかなりテンポを取りやすくであろう…が、すると今度もやはりマジックエンジニアや暗獄の遣い・ジャスパーが立ちふさがる。
例えば防御型ゴーレムとヨーヨーちゃんを同時出しするときと、ジャスパーちゃんをポン置きするときを考えてみよう。
両方消費するのは4コスト、違うのは防御用ゴーレムの後ろに立つのが1/3か3/3の違いだけ。
つまりジャスパーちゃんと比較すると、ヨーヨーちゃんは2/0分のスタッツの優位の為だけに手札の防御用ゴーレムを要求することになっている。
中々割に合わない条件であることが分かるだろう。
0コストになったアナライズを抱えておいて遺物の番人・ルチルを合わせて5Tから無料進化させるようなやりかたも考えられるが、今度はそれはそれはそれで起動に3枚以上必要とするコンボとなり、ハンドの要求が中々厳しいと言える。

極めてざっくりいうと、強く働かせるための要求値に対して出来ることがしょっぱいカードと言える。

プライムアーティファクトのような1枚で戦局を変えてしまえる有能な大型アーティファクトをハンドに加える手段があれば活躍も見込める。
しかし、現行のローテに置いては厳しい1枚であるだろう。