第21弾カードパック「リナセント・クロニクル」にて登場したブロンズのエルフ・フォロワー。
ダンジョンフェアリーにプライマルギガントアクセラがオマケされてお値段据え置き。は？
RSCローテ環境現在は、セルフバウンスに求められているのは低コストでのターン内プレイ回数水増しであるため、このカード自体はこれといった採用例は見られていない。とはいえ2コスト4回復は破格のパフォーマンスと言えるだろう。
豪風のリノセウスがアンリミでダンジョンフェアリーを採用したように、今後また同じカードの使い回しを狙いとするデッキができたならこのカードにもお呼びがかかるかしれない。
なお、このカードが二枚あるなら互いに互いをバウンスしあって2PPにつき4点回復を連打できる。
Pickなどで引けたなら、覚えておくとリーサルをはるかに遠ざけることもできるだろう。

バウンスにはもう一つの役割がある。
強力なファンファーレの再利用である。
普通ではあればバウンスしてまでの再利用はテンポロスが大きく、まともに使うのは困難なのだ……が……

強力なファンファーレ効果を持ち、除去でテンポロスを相殺し、更に後からバウンスする分のPPを回復するユピテルと凍土の女王・ピアシィが揃ってしまう。
両者が所属する進化エルフのコンシード指向の強い性質と4回復がピッタリ合わさり、無限に体力とEPを回復しながら相手のリソースを枯れ果てるまでいただきます♪できるようになった。
更には極天竜鳴で消費したPPの量を参照して相手のデッキにカウントダウンを付け、あとは回復して耐久しているだけで相手を爆発させてしまえるアルティメットバハムートまで追加され、完全に進化コントロールエルフが成立。
同デッキのミラーではファンファーレ能力で1ターンそのアルティメットバハムートの到着を遅らせるグランスエンジェルを何枚出せるかがモノを言うため、回復のみならずバウンスの価値まで急騰。

「バウンスして強いカード」の入った「4回復していれば勝てるデッキ」というこの上ない職場を獲得し、神界や凍土や終焉の地から森の優しさを搾取している。

• 登場時…森の優しさ、いただきます♪
• 攻撃時…ちょうどいいです♪
• 破壊時…くれたんですよね？
• 進化時…森のものは私のもの！

登場時ボイスでは森の恵みに感謝している優しそうな妖精の女の子に見えるが、破壊時には怪しいセリフを吐き、進化時には完全にジャイアニズムが露呈している。妖精の屑がこの野郎…。
フレーバーテキストでも、進化前は森の癒しと称して手持ちの甕(かめ)に色々と採取しているようだが、許可は取っていないらしく被害にあった者たちは憤慨しているが、この娘のことだから返したりはせず素知らぬ顔をしていることだろう。
清楚な雰囲気とは裏腹にとんだナチュラル畜生である。