おんJシャドバ部 - ハンデス

概要

ハンデスとはTCGにおいて手札破壊効果のことを指す。「ハンド・デストラクション」を略してハンデス。
ほぼ全てのカードゲームにとって手札は最も重要なアドバンテージであり、これを失うと行動すらままなくなり敗北へ直結する。
そのためハンデスは通常の盤面除去やデッキ破壊より強力な効果としてTCGプレーヤーには認知されている。

有名どころを上げるとカードゲームの祖MtGの「精神錯乱」や「トーラックへの賛歌(通称ヒム)」、遊戯王の「ハンデス三種の神器」あたりか。これらはそれぞれのカードゲームで暴れまわり過剰なストレスをプレーヤーに与えてきたので蛇蝎のように嫌われている。枚数制限や使用禁止を食らったカードも多い。

シャドバでは

シャドバにおいては「ハンデス」に該当するカードは存在しない。自ら手札を捨てる「ディスカード」や「葬送」と呼ばれるカード群はあるが相手の手札に干渉する手段はシャドバではほぼ存在しない。(手札コストを上げる沈黙の絶傑・ルルナイくらいか。)
理由は諸説あるがゲームデザイナーのMYSTがMtGプレーヤーなのでそのストレッサーぶりを熟知してあえて外していると考えられる。
またシャドバではスペルブースト融合など、手札にある状態で強化していくカードが数多く、他のカードゲームよりハンデスのダメージがデカくなりすぎるという点も大きいだろう。
これはシャドバにおける数少ない良心とも言われている。
次元の超越が暴れてた頃は「ハンデス実装しろ」と言う人もいたが「ハンデスの方が100倍ストレスなのでNG」と返されてた。
今後もシャドバでハンデスが来ないことを祈ろう。




来 ち ゃ っ た



第11弾「次元歪曲」にて登場の氷獄の王・サタンより呼び出せるトークンカード、辺獄の悪鬼にて「相手リーダーは次のターン開始時、手札をランダムに1枚捨てる」というハンデス効果が登場。しかもファンファーレのリーダー付与効果なので回避は不可能。
まあ弱いけど。
弱いけど、それはサタンが遅い上にそっから山札漁って出さなければいけない&スタッツこそあれど中途半端に重く、盤面干渉もできない&捨てるのがランダムなんで効いてんのか分からないなどハンデス以外の評価でハンデス自体は普通にウザい(強いとは言っていない)
前例が出来てしまったので今後ハンデスが通常の構築カードにも登場する可能性はある。

→来ました。
第23弾カードパック「十禍闘争」の干絶の飢餓・ギルネリーゼが登場。
自分と相手のpp最大値が10なら山札から直接召喚され、能力の一環として5枚ものハンデスを行う。
登場直後は環境に高速デッキが多いため今一つ活躍できなかったものの、決まった時の決定力は驚異の一言。
当然、次弾からは勝負をハンデスで決める光景もよく見られるように。ドレイン目当てで採用するデッキが多かったことも直接召喚頻度の増加に拍車をかけた。
まやマイローテーションでは古いデッキがPPブーストされるルールを悪用して理不尽に直接召喚を決め、過剰なストレス等を生じさせたためか禁止カードに指定されるまでになる。

第29弾カードパック「ミスタルシアの英雄」では恐怖の大鎌サテライトインベーダーと2枚もハンデスカードが登場。
どちらもトークンを介さずハンデスを行う効果であり、ハンデスに対して慎重な今までの姿勢を崩すような実装であった。
どちらも性能を手放しに褒められるカードではないものの、今後ハンデスが主流な効果になってしまうのではないかと一部のユーザーは不安な目を向けている。

第31弾カードパック「リサージェント・レジェンズ」のアディショナルカードで登場した境界の内包者のトークンカードにて実装。
特筆すべき点は今までのハンデス札と違って圧倒的な速さで手に入る事だろう。なんと僅か3ターン目でハンデスが可能になった。
…と言っても最速で使うと1PP余るとは言え実質3Tパスに近く、それ程強力とは言いづらい。もう片方のトークンが1コスト2ドローなのでそちらが優先されがち。
しかし2コストでハンデス出来るのは確かに魅力的。アンタニア辺りで増やして嫌がらせしてみるのも面白いかも。

余談だが、効果の処理として現在登場している能力はすべて直接ハンデスせずに「相手リーダーに手札を捨てる効果を与える」能力になっている。
ここから察するに、ハンデス札が少ないのは技術的な要因も少なからずあるのかもしれない。



他TCGでのハンデス