おんJシャドバ部 - ネタデッキ

概要

『ファンデッキとは、勝ち負けを主体としたデッキよりも遊び心を重視したデッキのこと。』(MTGwikiより引用)
シャドウバースにおいて(というよりおんJシャドバ部において)は、専ら「ファンデッキ」よりも「ネタデッキ」という呼称が広く用いられているが、その区分は曖昧でありほぼ同義として用いられている。一部では「コンセプトデッキ」という呼称もみられる。

対義語として「ガチデッキ」という呼称があるが、これは「ランクマッチ、および大会などの環境で勝利することを目的としたデッキ」という意味で用いられる。シャドウバースではデッキの区分でTierがしばしば使用されるが、この数字が小さいものは基本的に「ガチデッキ」と呼んで問題ないだろう。

ネタデッキとガチデッキの境界って?

非常に難しい問題である。
 なぜなら、先ほど述べた定義には、明確な基準が存在しないのだ。「遊び心」のとらえ方など人によってまちまちで、例えば冥府への道を軸としたデッキで過去、また現在主流となっているのはエルフ(冥府エルフ)、ネメシス(AFネメシス)およびネクロマンサー(ハデスネクロ)であるが、基本的にこれ以外のクラスで冥府への道の条件を達成しつつ勝利するのは難しく、ゆえにこれら以外のクラスで冥府デッキを作成するのは、人によっては「あえて主流でないクラスで冥府を組むのは遊び心がある」と捉えるし、人によっては「どのクラスであっても冥府なんてガチで運用できるカードは遊び心がない」と捉える。これはその人の感じ方の問題であり、どちらが正しいとか間違っているという話ではないのだ。
 また、環境で通用しないから「ネタデッキ」とみなすのも危険である。
スパルタクスを軸としたスパルタクスロイヤルや封じられし熾天使を軸としたセラフビショップは現在(UCL期)のアンリミテッドではとても通用するほどのデッキパワーを持ち合わせていないが、かつて非常に猛威を振るったデッキであり、またその特性上嫌うプレイヤーが比較的多いデッキだった。ゆえに「ネタデッキ」として持っていくと相手次第ではトラブルに発展しかねない。
 特定のギミックやカテゴリーを達成するために、いわゆるパワーカードを採用することについても様々な議論がある。ガチデッキにも採用されるようなカードを多く採用していると、そのカードのパワーで勝利しているだけであり「遊び心がない」とみなす人もいるし、パワーの低いカードばかりではそもそもギミック成立までたどりつけないので、パワーカードを使用するのはやむを得ないとみなす人もいる。(実際、ここのホモのネタデッキルムマにおいて、豪風のリノセウスが採用されてることでトラブルが発生したとかしないとか)
 どの問題にしても、「ネタデッキ」という言葉の定義の曖昧さから起因する問題なので、自分の「ネタデッキ」の定義が絶対である、と信じるのは非常に危険である。

じゃあトラブルを避けるにはどうすればいいの?

簡単な対処法として、ルームマッチの募集をかけるとき、あらかじめ「○○はNG」と宣言しておくのがある。そうすれば少なくとも指定したデッキで相手が挑んでくることはない。
さらにここのホモが発明した「ガチ度」を表明するのも手だ。

ネタデッキの中にも強弱があり、弱いネタデッキと強いネタデッキがぶつかれば、強いネタデッキが勝つのは当然のこと。そして強いデッキほどコンセプトを披露しやすいのも当然であり、弱いほうはコンセプトを見せる間もなく負けてしまう、なんてことが往々にして起こりうる。しかしこのガチ度を表明しておけば比較的デッキパワーの近い相手と対戦することができ、お互いに気持ちのいい対戦ができるだろう。(といっても、これらの基準は本人の主観に託されるので、当然すれ違うこともままある)

まとめ

今までの話から分かるように「ネタデッキ」という区分は非常にあいまいなものであり、もちろん今まで述べてきたことは筆者の主観によるものなので、人によっては違うと感じる部分もあるだろう。そしてこの議論に結論が出ることも決してない。
重要なのは「互いを尊重し、譲歩しあう精神」であると考える。自分の価値観と相手の価値観にどう折り合いをつけていくかが楽しい対戦の鍵となるのではないだろうか。
この記事を見てネタデッキルムマをしたくなったそこのキミ!今すぐホモのネタデッキ置き場へGO!(ダイマ)