おんJシャドバ部 - トート

ヒエログリフは全てを記す
トート
コスト:2フォロワー
クラスネクロマンサー
レアリティレジェンド
タイプ-
パック森羅咆哮
CV大西沙織
イラストレーターヘスン
進化前
攻撃力1体力2
ラストワード カードを1枚引く。
ファンファーレ 「破壊されたときラストワード能力を持っていた自分のカード」がこのバトル中に10枚以上なら、自分のリーダーは下記の能力を持つ。「自分の場にフォロワーかアミュレットが出るたび、それは「ラストワード 相手のリーダーに2ダメージ」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。
進化後
攻撃力3体力4
進化前と同じ能力。(ファンファーレ能力を除く)

フレーバーテキスト

概要

第14弾カードパック「森羅咆哮」にて登場したレジェンドのネクロマンサー・フォロワー。

そのまま使ってもスカルウィドウと同じ1ドローカードとして扱いやすいが、ゲーム中に自分のラストワード持ちカードが10枚破壊された時、このカードの隠された第2の効果が発動し、以降自分の場に出るフォロワー・アミュレットが全てぴょんぴょんする。
無難な2コストフォロワーでありながらフィニッシャーとしての性質を秘めるあたりフェリの後継と言えるか。

現状ルナちゃんたちからかなり高い評価を受けてる1枚。
このカードの発動を狙った構築にすれば、ラスワ10回という条件は7T前後で安定して発動できる。
ナテラの大樹で手札が回るおかげで「引けない」という事故もほぼ無い。
フェリ亡き後のフィニッシャーとして十全の活躍をしている。アンリミテッドでもかのとのコラボが密かに流行っている。
また、ラスワギミックをガン無視して実質スカルウィドウとして採用される例もよくある。なにげに百鬼夜行で2ドローできるのもおいしい。

一応補足しておくと、条件にあるのは「ラストワードを持ったカードの破壊された数」なので、例えば荒野の案内人がすでに場に大樹があって効果が発動しなかったとしてもちゃんとカウント数の肥やしになる。
逆に新ケルでラスワを付与しても、既にラスワを持っているミミココがカウントを2倍稼いでくれるといったようなことは無い。

なお、ネフティス葬送カードのように、場に出してから破壊するまでを一連の処理とするカードには割り込むことができない為、残念ながら意味がない。
同様に幽霊支配人・アーカスに関しても、アーカスの能力が優先されるため(優先度が プレイ時>場に出た時 のためトートの能力を先に付与したとしても変わらない)、ラストワードが付与される前に破壊されてゴーストになり、ゴーストにトートの能力が付与される。怪犬の墓守が場にあればゴーストでもダメージを与えられるが、その墓守自体がアーカスの能力の対象であるためこれを実現するには少々工夫が必要となる。

余談

トート神について


トート(トト)神は、古代エジプトにおいて知恵をつかさどる神。トキの頭を持つ。エジプト神話の中でも特に民衆から人気があった神で、形を変えながらローマ帝国でも信仰されていた。あまりにも長い間信仰されたので様々なキャラ付けがなされており、「創造神」とか「時の管理者」とかラー顔負けの肩書も持つ。

ヒエログリフについて





「ヒエログリフ(神聖文字)」は古代エジプトに使われていた文字で、トート神がこれを開発したとされている。トート神はこのヒエログリフを「イシェド」と呼ばれる永遠に朽ちない葉に記すとされており、これが攻撃時の「イシェドの葉に」というセリフの由来だろう。

ヒエログリフは神官などの高位の者にのみ習得を許されており、また、ピラミッドや石碑などの宗教的建造物にしか用いられなかったので読み手も絶えて久しく、また他のどこの言語にも無い意味深なイラストっぽいデザインのせいで長らく読解不能の言語とされていた。

だが、19世紀にロゼッタストーンという、上からヒエログリフとデモティック*1、そしてギリシア文字で記された石碑をエジプト遠征途中のナポレオンが見つけ、ヒエログリフとデモティックは漢字のような表意文字ではなく、アルファベットと同じ表音文字であることが発覚。そしてついに、フランスの考古学者 シャンポリオンによってヒエログリフは解読された。これは当然ながらエジプト文献の内容把握に大きな影響を及ぼし、シャンポリオンはエジプト考古学の父、と評されている。

ちなみにエジプト遠征はフランスがこっぴどく負けたので、ロゼッタストーンは現地のフランス軍が降伏した時に戦利品としてイギリスの手に渡り、今は大英博物館に展示されている。興味があるホモは是非見に行こう。

え?その時ナポレオンはどうしたって?自分だけ先に本国に逃げたよ。*2

え?元はと言えばエジプトの物だって?ブリテンがこんな貴重なもの手放すわけないでしょ。

神撃のバハムートでのトート


ご存知の通りシャドウバースでは神撃のバハムートのイラストが流用されることが多いが、神撃のバハムートには、このカードとは全く異なるイラストのトートが存在する。
こちらはフレーバーテキストに月との賭けに勝利して月の属性を得たエピソードと、不眠不休ではたらいているかのような旨が記されている。
前者はトート神の伝承そのもの*3であるが、後者はトート神の持つ役割の多さから与えられた設定だろうか。

その後、シャドウバース版のイラストのトートも書庫の神・トートという名前で実装された。
上記のトートは時の管理者としての側面が出ているのに対して、こちらは書記の守護者としての側面が強い。
シャドウバース版でのセリフやフレーバーテキストが、色濃く反映された形での実装となった。

コラボ

我らがサイゲとコナミの共同開発で2018年9月6日に発売されたゲーム『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』の記念として8月30日5:00〜9月13日4:59のコラボ開催期間に限定エンブレムやスリーブが配布された。

スリーブにも描かれている主人公の乗るオービタルフレームの名前がジェフティという名で、これはトートの別名で、古代の発音が段々と変化していきジェフティからトートになったものと思われる。トートの名前を借りたキャラは多いが、ジェフティというのは少ない。というか筆者の知る限りこれしかない。なんかあったら指摘してください。

ストーリーは木星の衛星「カリスト」でLEV(人型マシン)による砕氷作業に従事する男ディンゴが砕氷中にジェフティを発見し、バフラム軍の襲撃に遭いジェフティ搭乗することになってしまい、バフラム軍との抗争に巻き込まれる。ディンゴも元バフラム軍であり、元上官のノウマンと遭遇し、復帰を求められたが拒否。その結果銃撃されて瀕死となる。その後ディンゴはなんやかんやでジェフティと結合し、降りたら死ぬ体になってしまったディンゴ。彼の運命はどうなる。その結果は…自分の目で見届けろ!

このジェフティ、作中では二機ある内の最強のオービタルフレームの一機で、もう一機は敵将ノウマンの乗るアヌビスで対になっている。
さらに、この機体に限ったことではないが、コックピットが股間についており完全にアレにしか見えない。
コックピットということだろうか。

ジェフティ

エジプトの神々