モチーフは大アルカナの13番目「死神/Death」か。直接的に「死」を取り扱うカードのため、また13という数字そのものが西洋においては不吉な数字
*3とされやすいため、名前の所が空白になっている場合もある。
イラストには馬に乗った骸骨の騎士といったいかにも死神のテンプレといった感じの人物が描かれている。
この人物はかつての
愚者とする説もあり、これは愚者が特定の数字を持たないように死神もまた特定の名前を持たないケースがあることが根拠とされている。
実際アルカナ系を扱う創作において愚者と死神の関係性はよく取り沙汰され、その場合愚者が闇落ちすると死神の力に目覚めたりするケースがほとんど。
タロットとしての意味は、
正位置の意味
停止、終末、破滅、離散、終局、清算、決着、死の予兆、終焉、消滅、全滅、満身創痍、ゲームオーバー、バッドエンディング、死屍累々、風前の灯。
逆位置の意味
再スタート、新展開、上昇、挫折から立ち直る、再生、起死回生、名誉挽回、汚名返上、コンティニュー。
不吉の象徴であるがゆえに当然ながら正位置がポジティブ、逆位置がネガティブといったタロットカードの基本から外れたカードの1枚。
大アルカナでは他には「
悪魔」や「
塔(諸説あり)」が該当する。
ジョジョの方
デス13
破壊力 - C / スピード - C / 持続力 - B / 射程距離 - E / 精密動作性 - D / 成長性 - B】
タロット大アルカナ13番目のカード「死神」の暗示を持つスタンド。本体はマニッシュ・ボーイ。
サウジアラビアにてセスナに乗っているジョースター一行に同行し、これを襲った。「ラリホー」が口癖。
大鎌を持ったピエロのような姿をしている。
全身をマントで覆っているが、本体が未発達な赤ん坊ゆえかその中身はほぼ伽藍堂であり、頭と肩と腕部分しか存在しない。
生き物が寝ている時に、寝ている者の精神を自身が作り出した夢の空間に引きずり込むという能力を持つ。複数人を同時に同じ空間へ引きずり込むことも可能。逆に言えば、夢の中でしか発動できないスタンドとも言える。
この空間は死神13自身が作り出した空間であり、常に遊園地のような外観を有している。また、この空間におけるあらゆる現象は死神13の思い通りになる。但し、標的を直接殺傷することだけはスタンド像で直接行わなければならない。
夢の中で攻撃されると現実でも同じように傷がつき、殺されると現実でも同様に死ぬ。
グラブルの死神
グラブルのデスは、アーカルムの転生というグラブルの一コンテンツの星晶獣であり、召喚石として実装されている。アーカルムの転生というコンテンツもシャドバの「
運命の神々」のようにタロットカードを題材としたものであり、デスに対応するカードは「死神」。各アルカナを題材にストーリーがあるが長いので詳しく知りたい方は自分で調べてください。
ここでは、星晶獣『デス』の紹介と召喚石『デス』についての効果、使用感について簡単に説明する。取得方法はアーカルムの転生をこなすことで得られる素材を中心に作成していくというものである。他の召喚石のようにガチャやドロップではデスの石そのものは手に入らないので注意。
紹介についてはネタバレあり
『デス』は星晶獣『
ザ・ワールド』によって創られ、新世界の創造を目指している星晶獣。賢者「
ニーア」と契約している。ニーアが家に伝わる禁呪の本を開いたときに二人は出会い、ニーアが家族からの虐待を受けた際に契約を結ぶ。その後、愛されない事実に絶望したニーアに応え、彼女の一家を殺害する。死神故に愛されないデスと家族から認められなかったニーアは自分たちを認めてもらえる世界を創るために主人公に近づく。目的が主人公に知られると反発され、主人公に敗北したデスはニーアから愛を求められ彼女を殺害する。デスの力で生きていたニーアは、ニーアの元自宅で主人公と再会。そこでデスとニーアは再契約を結ぶ。ニーアを殺そうとする自警団から身を挺して守ってくれた主人公たちについて行く形で二人は主人公の仲間となる。新しい道を探すために主人公の艇に乗ったが、こっそり先ほどの町を皆殺しにしていたようだ。
白い仮面を被り、ドレスのようなものを着ている。髪の毛の先が
鎌のようになっていてこれを使って攻撃するようだ。ニーア同様周りから愛されないことを病んでおり、共依存のような契約関係になっている。基本的に普通に話すが、たまにクキキなどと漏らすことがある。
性能面だが、闇属性の召喚石で作成第一段階のSR無凸から最終段階の5凸まで通し、召喚効果は「敵全体に闇ダメ+4番目に配置された主人公と
ルリア(主人公と生命をリンクしているため)を除いた闇属性キャラを戦闘不能にし、○ターンの間、闇属性キャラ(後ろから登場した闇属性キャラを含んで)に確定トリプル(以下、TA)を付与する」である。強化するに従い、与えられるダメージと確定TA付与ターン数が増加する。アップデートによって戦闘不能キャラを事前に決められるようになったため、戦略に組み入れることが可能。強力なアビだけ使用したいキャラをアビ使用後に落としたり(例えば
コンジャクション)、後ろから賢者を出し正位置効果を発動したりもできる。そのため自身に対応する賢者とも相性がいいだろう。付与されるのは確定TAなので、TA確率デバフを無視してTAできる。メイン加護効果は闇属性キャラの攻撃力UPとHP DOWNである。5凸まで強化すると攻撃力UPの値が140%UPになり、HP減少のデメリットがなくなる。これはサプ不可石(課金要素のサプライズチケットや天井でも通常手に入らない召喚石)である『
バハムート』の5凸150UPに迫る量であるが、後述のサブ加護効果の方が優秀なためメイン採用はあまりオススメできない。攻撃力UPの値が他のアーカルムの転生の召喚石よりも高いのは、5凸までデメリットがあり、防御UPなどが同時にないからだろう。サブ加護効果は、闇属性キャラが光属性の敵に対しての与ダメージUPである。「与ダメージ○%UP」だが、最終ダメージに○%追加されるため、単純にダメージが○%分増える。有利相手にしか適用されないので注意。初心者から上級者まで頼れる性能である。
このように召喚効果はデメリットがあるものの制御可能であり、それを利用して戦略を組むことを可能にし、確定TAも最大4Tで優秀である。サブ効果はゲーム内で必須級である。そのため、アーカルム石の中でも作成、強化の優先度が高い石の一つといえるだろう。デスに対応する賢者「ニーア」の取得を考える場合は最終まで強化は必須。ニーア自体も攻撃性能が高く、使い方もいくつかある。6周年記念放送で公表されたデータでは所持状況は2位であった。