おんJシャドバ部 - ダイヤモンドパラディン

纏いしは、栄光のシンチレーション
ダイヤモンドパラディン
コスト:6フォロワー
クラスロイヤル
レアリティレジェンド
タイプ指揮官
パック運命の神々
CV喜多村英梨
イラストレーターu介
進化前
攻撃力4体力5
突進
自分のターン中、相手のフォロワーへ攻撃して破壊し、これが破壊されなかったなら、自分のPPを2回復して、ターン終了まで「1ターンに2回攻撃できる」を持つ。
ファンファーレ エンハンス 8;「EPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)
進化後
攻撃力6体力7
突進
自分のターン中、相手のフォロワーへ攻撃して破壊し、これが破壊されなかったなら、自分のPPを2回復して、ターン終了まで「1ターンに2回攻撃できる」を持つ。
進化時 相手のフォロワー1体を-4/-0する。

フレーバーテキスト

プレミアム版

概要

第17弾カードパック「運命の神々」にて登場したレジェンドのロイヤル・フォロワー。

秘伝の抜刀者のように、突進と「相手のフォロワーへ攻撃して破壊し自身が破壊されなかった」ときに働く能力があり、「PPを2回復」と「1ターンに2回攻撃」ができるようになる。
少しわかりにくいが、2回目の攻撃も条件を満たせばPP回復ができる。ここまでくると実質2コストで二面処理となりかなり強力。

さらにエンハンスで無料進化できる。エンハンス 7で白銀の閃き・エミリアが無料進化できるので、2ターン連続で無料進化することもあるだろう。
進化時能力ではいつぞやのエルフのように相手フォロワーの攻撃力を4下げることができる。
進化後はスタッツが6/7になるので、進化時能力と合わせて相手の進化後ネレイア+進化前ペットを綺麗に上から取って4コスト残せる。

総じてハマる場面ではめっぽう強いといえるが、逆に踏み台がいない場面やファッティ相手には無力なので注意。

活躍

登場時はコントロールに寄せた【進化ロイヤル】に採用されそれなりの活躍を見せていたのだが、アディショナルで戦争商人・アルヤスカが登場すると、コストこそ違うがプレイしたいコスト帯がモロ被りということもあり押し出されるように構築から外れてしまった。
続くSORでは役割的にも被り気味なカースドクイーン・ナハト・ナハトも登場しており、ますます立つ瀬が無くなってきている。決して弱いカードではないのだが…。

イラストナーフ

神バハでは「アイスロイヤルパラディン」という名前。
冷気を纏った剣で戦うという設定だったが、シャドバでは氷をダイヤモンドに解釈を変更したようだ。



2つをよく見比べてほしい。


お分かり頂けただろうか…

ダイヤモンド、パラディン…?

補足:ダイヤモンドのあれこれ

ボイスにある「シンチレーション」はダイヤモンドの表面反射が起こすチカチカとした輝きのことで、「ブリリアンシー」はダイヤモンド内部に入った光が小回数の反射で戻ってきた時の白くて強い煌きのことを言う。

4C

4Cとは、ダイヤモンドの品質を決める4要素の頭文字をとったものであり、
  1. Carat(カラット)
  2. Cut(カット)
  3. Color(カラー)
  4. Clarity(クラリティ)
の4つのものを指す。
Carat(カラット)
カラットという単語は聞いたことがあると思われるが、あれは宝石に使われる重さの単位の事で「1カラット=0.200クラム」である。参考にさせてもらったサイトでは、結婚指輪の平均は0.34カラット、つまり0.068グラムのようだ。ちっさ!と思われるかもしれないが、これでも値段はそこそこ行く。宝石というのは高いのである。
Cut(カット)
ダイヤモンドに限らず宝石は削って見た目を綺麗にするものだが、そのカットされた後の形で品質が変わる。左右対称だったり研磨された面がきれいなほど輝きがよくなり高い値段が付く。
よく耳にする「ブリリアントカット」というのはダイヤモンドが一番輝くように計算されたカットの方法であり、評価基準が存在する唯一の形である。
Color(カラー)
ダイヤモンドって無色透明じゃないのか?と思われる方も多いと思うが、わずかに色がついているものもある。結婚指輪にするのは基本的に無色透明ものでありそれ以外のものはあまり出回ることはない。
なお、ごくまれに色のついたダイヤモンドが産出されることがあり、オークションでとんでもない価格が付くことがある。2018/11/13に行われたオークションでは19カラット弱(約3.8g)のピンク色のダイヤモンドが約57億円で落札されたり、2016/5/18に行われたオークションでは14.62カラット(約2.9g)の青色のダイヤモンドが63億円以上の値段で落札されたこともあるほどだ。
Clarity(クラリティ)
クラリティとは透明度のことであり、当然透明なほど評価が高く値段も高い。多少不純物が混じっていようが素人目にはまずわからないので、よっぽどでない限りこれは気にするべきではない。

鑑定書

ダイヤモンドに限らず、宝石や絵画等には鑑定書というのが付いて回る。正式名称は「ダイヤモンドグレーディングレポート」であり、上に書いた4Cのことや形など、品質に関わる情報が載せられている。なお、当然だが鑑定書を偽造すれば犯罪である。しないようにしようね。

人工ダイヤモンド

ダイヤモンドには天然の物と人工の物が存在する。人工で作ったダイヤモンドは宝石として指輪などに使われることもあるが、工業用に使われることが多い。「ダイヤモンドは硬い」というのは周知の事実であり、研磨用に使われているのはよく耳にするだろう。当然宝飾に適したものを砕いてこの手のものに使っているわけではない。

モース硬度

上にも「ダイヤモンドは硬い」と書かれているが、それはこの「モース硬度」というものが基準となっている。Aの物質でBの物質をひっかいたときに傷がつくかというのが基準となっており、Bに傷が付けばモース硬度的にはA>Bとなる。ダイヤモンドはモース硬度基準では10という最高の値になっている。ちなみにルビーやサファイアは9、ガラスは5、人間の爪は2.5である。
また、モース硬度は「叩いた時の強度」とは全く関係なく、ダイヤモンドと言えどハンマーなどで叩けば普通に砕けてしまう。「ダイヤモンドは砕けない」なんていうのは全くのでたらめである。
ちなみにダイヤモンドより硬い(硬度が高い)物質はいくつかあり、フラーレンを元に作られた人工ダイヤモンド(ハイパーダイヤモンド、ダイヤモンド・ナノギャロット集合体とも)は天然のダイヤモンドの3倍程の硬度を持つ。もっとも顕微鏡で見なければならないほど小さい物質なので工業用ぐらいにしか使えないだろうが……

ダイヤモンドが硬いわけ

ダイヤモンドは炭素のみでできており、ある炭素が他の炭素たちと結合する(「手を繋ぐ」と喩えられる事が多い)際に、伸びる「手」は4本である。これらが四面体構造をもってつながっている。四面体がわからない兄貴たちは、足を前後に広げて立って手を「グリコ」のポーズよろしく上げてみるとよい。その手足の伸び方が四面体構造である。この構造は炭素の「手」が自然に伸びる方向(軌道)と完全に一致しており、また誰とも繋がれていない手が表面を除いてどこにも存在しない。つまり炭素たちにとって非常に居心地が良い(安定な)状態であり、この結合を切るのはとっても大変である、というのが、ダイヤモンドが硬い理由である。

燃焼温度

ダイヤモンドはとでもきれいな宝石だが、上で述べたとおり炭素でできている。ざっくりいうなら構成の仕方が違う炭である。炭素でできているため燃やそうと思えば燃やすことができる。もっとも600℃とかそのレベルにならなければ燃えないので日常で燃える心配はまずない。ただ、ライターで炙るとか家が火事になってしまうとか言ったことで焼失してしまうことはあり得る。

参考文献

余談

全く関係ない話だと、ダイヤモンドの英語表記は「diamond」で、発音記号は「dáimənd」か「dáiəmənd」。いずれにしても「ヤ」の音はない。これについては日本人の発音に合わせた表記であり、「ダイアモンド」が使われるようになったのは実は戦後から。
とはいえ「ヤ」の子音は「イ」の音を半母音化したものなので、「イア*1」が「ヤ」と表記されてしまうのはそこまでおかしなことではない。似たような例に「ダイヤル(dial)」や「ベニヤ(veneer)」、また「ファイアー」と「ファイヤー」の表記ゆれなどがあり、特段珍しいことでもない。