第22弾カードパック「
災禍を超えし者」にて登場したゴールドのヴァンパイア・スペル。イラストには
ダークエンペラーが描かれている。
2ドローしたあと、復讐と狂乱に対しそれぞれその状態「でないなら」1自傷するスペル。ベーシック産の有能スペル
血の取引に近い感覚で使えるが、実態は異なる。
自傷回数が最大2回に増えていることが大きな違い。特に狂乱は指定の回数の自傷を満たした後は永続的に適用される能力であるため、序盤に多く自傷することの出来るカードは非常に重宝される。
この2回自傷する効果が序盤に打てるドロースペルに付いている意味合いは大きく、理想的な展開をしている時の手札補充はもちろんのこと、「自傷札は引けているが後続が無い」「十分なフォロワーはいるが自傷札が無い」という2つの事故に陥る危険性を大きく減らし安定性の向上に貢献している。
また、復讐と狂乱を達成している場合はその分の自傷回数が減る。
基本的にはリーダーの体力を少しでも高く保てるようになるメリットなのだが、
闇喰らいの蝙蝠など自傷回数によって効果が向上するカードを使う場合に多少効果が下ブレる可能性はある。
とはいえデメリットとしては些細なものと思われる。
復讐と狂乱はもちろん
渇望軸においても低コストドローソースということで相性は良く、総じて汎用的に使えるパワーカードといっても差し支えないだろう。
登場早々
ローテーションでは【狂乱ヴァンパイア】に3積みされ、縁の下を支えている。
またアンリミテッドでは盤面を埋めずに2回自傷することができるため、早々にフラウロスと連獄のダークナイトの2体を直接召喚することができる。加速解放シオンで盤面作るAFよりも安定して高スタッツを展開できるため、狂乱ヴァンパイアが環境に入ることとなった。