第25弾カードパック「極天竜鳴」にて登場したブロンズのビショップ・フォロワー。
頭でっかちな3/2スタッツにラスワ1ドローの守護持ち。6コストのエンハンスで二体に増えて進化する。
3ターン目に手札を減らさずに置ける守護としても強いし、エンハンスで手札を増やしつつ盤面処理しつつ進化数・守護破壊数カウントも稼げる便利なつなぎ。
普段避けられがちな頭でっかちスタッツだが、エンハンスを使うターンの攻防では相手盤面をより取りやすく、特攻してブライトパラディン・ウィルバートのカウントを稼ぎやすい面もあって存外悪くない。ついでのように手札も維持できるので、ただでさえ手札のキープは得意だがより盤石になり、リソース消耗戦で困ることはほとんどなくなるだろう。
登場時の環境では守護ビショップに即採用されている。

同じ弾の3コスト・エンハンス6・守護・進化補助・ドロー効果を持つカードに救済の聖女・ジャンヌがある。
こちらはエンハンス時の進化・守護破壊数カウント・ドロー枚数で上回るが、あちらは返しやすい盤面が違い、盤面に残りやすかったり、回復を伴うためにベレロフォン等とのシナジーや延命能力が優れる、3コストで使った時により強いなどどちらにも優位点がある相互互換の関係になって採用枠を争ったり、両方同じデッキに採用されたりしている。
レジェンドと採用枠を競えるブロンズってどういうことなの……

ズラトロク(Zlatorog)は、スロベニアやその周辺地域に伝わる神獣のこと。
金の角と白い体を持った雄シャモアらしい。シャモアってなんやねん・・・。
ユリアン・アルプスに連なるトリグラウ山一帯を支配しており、そこにある楽園で三人の乙女を侍らせて暮らしているらしい。許せねえよなあ？
しかし、ズラトロクは楽園の宝物の番人であったため狩人から狙われており、ある欲深い狩人がズラトロクを殺害するとその血で一帯の大地を切り裂いた。
ズラトロクの死後、大地にエーデルワイスが咲くとズラトロクは生き返り、その狩人を殺害し、楽園を破壊して宝物と共に姿を消したという。

ちなみにシャモアって言うのは西アジアやヨーロッパに生息しているシカみたいな動物みたいやで。でも分類的にはヤギ亜科でヒツジとかの方が近縁らしい。はえー。
日本では日本カモシカセンターや多摩動物公園などで飼育されていたが、2021年8月17日に国内最後の一頭が死亡した。そのため日本でシャモアを見ることはほぼ不可能である。悲しいなぁ……