おんJシャドバ部 - ストレイホロウ・イルガンノ

彷徨いて揺れ、堕ちる
ストレイホロウ・イルガンノ
コスト:1フォロワー
クラスネメシス
レアリティレジェンド
タイプ-
パックレヴィールの旋風
CV沢城みゆき
イラストレーターirua
進化前
攻撃力1体力1
ラストワード ストレイホロウ・イルガンノ1枚を手札に加え、+0/+Xする。Xは「破壊される直前の体力」である。
ファンファーレ これの体力が4以上なら、ヴォイドリアライズ1枚を手札に加え、これは消滅する。
進化後
攻撃力2体力2
ラストワード ストレイホロウ・イルガンノ1枚を手札に加え、+0/+Xする。Xは「破壊される直前の体力」である。
進化時 相手のフォロワーすべてを-1/-1する。(体力の最大値が0以下のフォロワーは破壊される)

フレーバーテキスト

トークン

2020/12/7~2023/3/7

概要

第18弾カードパック「レヴィールの旋風」にて登場したレジェンドのネメシス・フォロワー。
よく「インガルノ」とか名前を間違えられるがイルガンノである。「クソガンモ」とか呼ぶ人もいる。

スタッツはやや低いが、破壊された時に自身を手札に加えて体力を増やす能力と、プレイした時の体力が4以上ならば、自身が消滅する代わりに専用トークンのヴォイドリアライズを手札に加える能力を持っている。
さらに進化時には、相手フォロワー全体に-1/-1のデバフを能力も持っている。

ヴォイドリアライズは、異形を3体出すという能力で、4コスフォロワーが3体も出せる強力なスペル。
異形が後ろに残していくバイクに疾走を合わせれば、6打点分の追加まで見込める。
更に、破壊されたフォロワーが20以上ならば異形に疾走が付与され、12点疾走になる。

破壊されるごとに強化されていき一定のスタッツでトークンを生成するという、禁絶の腕・ニコラとの共通点が多く見られる。

注意点としてはトークンの入手条件は「破壊される直前」の体力であること。
なまじケツがデカくなったからと相手フォロワーを上から取っていると参照される体力が低いままでいつまで経ってもヴォイドリアライズが出せないなんてことも起こりうる。
逆にイルガンノと相対する時には小刻みに削ったり、森を彩る者・エルフクイーンのようなタイプの除去を当てることで妨害することも可能。

余ったコストで気軽に使用可能でありながら、序盤から終盤まで役割を持てるのでさまざまなデッキタイプでの採用ができる。

活躍

SOR開始当初から、AFネメシスにおいてはグッドスタッフとして、おおむね事前評価通りの働きをしてくれている。
やはり1PPから動き続けるのは強力であり、リソースを切らさないならなおさらであった。
普通、序盤からカードを切りすぎると手札が薄くなり事故ってしまうという問題があるが、イルガンノであればとりあえず自殺させて1PP分連携稼ぎとイルガンノのケツバフ分に使用できるためそこが補われている。

この時点でもまあまあ強力なのだが1/3になったイルガンノがまた非常に厄介であり、放置すれば次のターンにはヴォイドリアライズが飛んでくるが、ではケツを少し削ってから破壊してはどうか…と考えると1コス相手に複数手消耗することになりテンポ面でのロスが激しい。
そうでなくとも、ヴォイドリアライズの入手を妨害しようとすると必然的にイルガンノを繰り出される回数も増えるため、やはり相手にテンポを握られやすくなってしまう。
イルガンノを絡めたAFはかなりテンポを取りやすいデッキであるが、それ相手に「ヴォイドという強力にテンポを取ることが出来るカードを与える」または「イルガンノに何手か消費して自分がテンポを失う」のどちらかを選ばねばならないという凶悪な2択になっている。

進化から大型フォロワーに当てるとケツ2の状態からでも不意撃ちでヴォイドリアライズできるのも強力であり、これはファッティに対する回答となりうるムーブ。
進化効果では雑魚を薙ぎ払えるので、縦に伸ばされても横に伸ばされても1枚で対応できる計算。便利ィ!

20破壊も割と現実的に9Tくらいに達成できたりするので、フィニッシャーとしても十分。
ヴォイドリアライズ握られた相手が展開の手を緩めようものなら、その隙に破壊数稼いで今度は12点疾走をくれてやることだって可能。

ここまではヴォイドリアライズのことばかり取り上げていたが、繰り返し場に出せることから本体も連携や破壊数を稼ぐのにも有用であり、逆に進化当たりなどで体力を減らし、このカードのプレイ回数を稼ぐといった戦法もまた強力だった。
意図的に体力を増やさなくとも、天覇風神・フェイラン夢の使者・アメスなどで直接バフをかけてしまえば、ヴォイドリアライズも簡単に入手できてしまう。

本体が繰り返し出てくることによって、天覇風神・フェイランカオスルーラー・アイシィレンドリングの直接召喚を狙いやすくなるため、間接的にも大きなアドバンテージを稼いでいける。

そのあまりの強力さから、当時は2コストの漆黒の法典は勿論、3コストパペットボックスなどを1コストのこのカードにぶつけるのも、当然のプレイングとなっていた。

総合して、能力の一々が「ケアは簡単だがケアしたらしたで別の方向から刺せる」というイカサマのようなカード。
相手の動きへの依存度も大きいが、盤面やリソースや横並べの処理など、1枚で様々な面からデッキをサポートでき、ローテーションの全てのネメシスデッキで3積み推奨の、とても強力なカードだった。
しかし、ポテンシャルを十全に引きだすには自分のプラン立てと相手の動きの読みが高精度で必要になってくる。
自分にも相手にも多くの駆け引きを生むので自分が使う分にはシャドバが楽しくなるだろう。

そして


私は……化け物……らしいのです。
死ね、消えろと、言いながら撃たれて、殺されて。

上記の通り1コスという軽さが連携、破壊数稼ぎといったところで活躍したが、ゲーム環境の流動性を高めるため能力を調整された。
なんとメンテナンスの当日の11:00に急遽発表されたため、事実上余命が4時間しかなかった。
イルガンノの本体が1から2に上がっただけでなく、トークンのヴォイドリアライズのコストも4から5へと上がるという手痛い調整を受けた。
ヴォイドリアライズを手に入れてから使うまでのコストが合わせて7と非常に重くなり、かなり弱体化した。

修正以後、ネメシスクラス自体が落ち込んだことからも、如何にこのカードの存在が大きかったかが窺える。



時は流れRSC期、粛清の器・メイシアこの相性の良さから人形パーツの人気が再び上昇。破壊数シナジーのこのカードも再び採用圏内になっている。

何度でも生きて、立ち上がれるのは、おかしいと。


アズヴォルト崩壊で脱獄、数年の時を経てスリムな体を取り戻した。
デッキに入る半無限リソースの1コスという最大のあたおか要素を取り戻したため、場合によってはアンリミで姿を見せることもあるかもしれない。

また、同時実装のマイローテでは実装弾のレヴィールで殺されたため実現しなかったリナセント・クロニクルのメイシア関連カードや災禍を超えし者の虚ろの影関連カードの破壊シナジーにフルに貢献できるだろう。

余談

メインストーリーで大きな印象を与えていたゼシルウェンシーを置いて発表されたのでお前かーいという声も多かった。
PVで見せた茨からエルフと予想していた人が多かったようだ。

ストーリーのイルガンノ編で、長身痩躯かつ凄まじい爆乳悲しい過去を持っていることが明らかになった。
人気キャラ御用達声優のCV沢城みゆき女史の熱演も相まって人気がどんどんうなぎ登りなのだわ

人気投票




人気がどんどんうなぎ登りなのだわ

……のはずだったのだが人気投票の結果はなんと選外。アイシィレンドリングマグナゼロは勿論人気カードではあるが、イルガンノも決して劣らない人気だとされていたのでかなり(おんjシャドバ部スレ的には)意外な結果となった。

辛気臭い女は皆嫌いなんですかね。

一応フォローしておくと今回の人気投票のネメシス枠はかなりの大接戦だったので、恐らく4位には食らいついている……とワイは信じたい。不人気とか言ったやつには異形けしかけてやるからな

慈悲?

KMRの恩寵か、ストーリーキャラを投票に入れることの不毛さに気づいたのか、あるいは人気下位層の在庫処分セールかは知らないが、その他7名とまとめて売りに出された。

ストーリーキャラへの票は結局、虚空に消えたということだろうか…

運命相克編