おんJシャドバ部 - スタック
スタック
スタックを持つアミュレットは場に出たとき、自分の他の土の印・アミュレットすべてを消滅させる。スタックを「消滅させたスタックの合計」ぶん+する。自分の土の秘術能力が働くとき、スタックを-1する。

概要





第22弾カードパック「災禍を超えし者」から登場したキーワード能力。
土の印と密接に結びついた新キーワード能力。土の魔片は1つにつき盤面を1個埋めてしまうのが本来の秘術だったが、このスタック能力を持つ土の印アミュレットを場に出せば、場にある土を全て吸収して1つに集約するといった物になる。

土の秘術が発動する場合、土の印を割る代わりにこのスタックを消費することで土の秘術を適用させることができる。
なお、スタック持ちが土を吸収するのはあくまで出たときのみなので、スタック持ちを出した後に土を出してもその土はそのままで、スタックが増えることもない。

この能力を持たないカード(=テキストにスタックの記載がないカード)もスタックを1持っている扱いであり、スタックを参照する場合はそれも対象になる。

また、「スタック」の新設に伴い、過去のカードもこのスタックに合わせて調整された。
「場の土の印」の数を参照するカードは単にスタックを参照するようになったほか、一部は土の魔片がスタック持ちの大地の魔片に変更される上方修正がなされた。

秘術ウィッチは長らく土で盤面を圧迫しやすいことやそれによって一気に土を溜めづらいことが問題視されていたが、このスタック能力によってこれらの弱点は全面的に克服することに成功した。
スタック関連のカード登場以降は、ローテアンリミ共にしばしば強デッキとして顔を出すことから、スタック能力は秘術の新たな時代を幕開けたと言っても過言ではないだろう。

つまりどーいうこと?

例えば今までなら
土 土 土 土 結晶禁約

図解(PC推奨)

の場合、最大でも5tの間しか禁約のダメカが持続しなかった。
しかしスタックによって上の例に出てきた4つの土の印を纏めると
スタック土(4つの土を吸収) 土 土 土 結晶禁約

図解(PC推奨)

というように出来、この場合だと最大8tの間持続させられると考えられる。


関連カード一覧(HORア前まで更新)

この能力を持つカード

スタックに関連する能力を持つカード

余談

スタックはそこまで変な英語ではないのでコンピューター処理の文脈などで使われる(当記事最上部のがそれ)ことも多いが、他ジャンルでも度々「スタック」という言葉は出てくる。

TCGにおける「スタック」

極々稀にシャドバでも使われる。

MTGでは使用が決定したものの未解決なカードが一時的に行く領域のことで、それが従来の語意とは少し違う概念だった*1ためか、いつの間にか大雑把に「処理待ち」を指す概念として使われるようになった。
遊戯王では類似の処理がチェーンと呼ばれるため、そっちで知っている兄貴が多いかもしれない。

とはいえ、MTGで使われてなくても普通に使ってたかもしれないから詳しいことは分からない。多分誰も分からない。

例文


元が元なので従来から誤用とする層も少しはいて(逆もいる)、初見だと多分意味が通じにくい。
これからは混同するようになってしまうため、こっちの意味で使いがちな人は少なくともシャドバでは使わないように心がけよう。

ストラテジーゲーム、ボードゲームにおける「スタック」

1つのマス目複数のコマを入れられる」ルールや状態を指す言葉。シャドバのスタックのイメージはどちらかと言うとこちらに近い。

例えばストラテジーゲームの大家「civilization」シリーズでは、4までは強力なユニットを数十体用意して戦力をまとめてぶつけ、都市を一撃で粉砕するというのが戦法の基本だった。*2そして、例えば戦車ユニットや大砲ユニットを30体、40体になるまで溜め込んだ(グラフィック的にも)狂気的な状態を「デススタック」などと呼んだ。ゴミも積もればデススタック!

ちなみにこれはAIがやってきて泡吹いて死ぬこともよくあった。マンサ氏ねこ大好き。

KMRもなんかボードゲームとか好きそうなのでここから発想を得たのかもしれない。

スタック(車両)

雪やぬかるみにタイヤがハマり、前にも後ろにも進めなくなる現象のことをいう。
豪雪地帯に住むホモはたまに軽トラが側溝に突っ込んでいる光景を見たことがあるのではないだろうか。

そもそものスタック

上述の通り元々はコンピューター用語
後入先出(Last in First Out,LIFO)を指す言葉で、要するに一番最後に入れたものから順々に処理していく。
対義語はキューの先入先出(First in First Out,FIFO)
ちなみに筆者がよくお世話になっているサイトでは、「キューはところてんをキューッと押し出すようなイメージ」と紹介されている。はいエボ