元ネタは「不思議の国の
アリス」の続編である「
鏡の国のアリス」で登場する詩「ジャバウォックの詩」に登場する怪物である。
初見で何だこのボイス!?とお思いのホモもいたかもしれないがこの「ジャバウォックの詩」は詩全体を通して(「鏡の国のアリス」自体もだが)既存の言葉をぶつ切りにしホモセ(合体)させるという造語や言葉遊びで出来ており(例:粘っこい+滑らか=ねばらか)この言葉遊びをシャドバはフレーバテキスト、セリフともにリスペクトしておりよく出来ていると言える。
ちょっとはこのセンスをカードデザインに向けて、どうぞ
この「ジャバウォックの詩」は青年が森に住む怪物を討ち倒す英雄譚?のような内容の詩なのだが、上記の通り言葉遊びで作られているおかげで、ジャバウォックがどのような怪物なのか、なぜ討たれるのかよくわからないまま終わり、文章の意味が分からなくてもなんとなく話は分かるという珍妙で面白い詩になっている。ただあくまで英語詩なので、日本語訳したところでなんか小難しい文だなとしか思えないのが残念ではある。
ジャバウォックに関してはこの作中詩のみの登場なのだが作品の知名度に加え詩の完成度、全身像がはっきりしない不気味な怪物像が人を惹きつけるのかジャバウォック自体を題材とした作品や名前が出てくる作品がある。
作中のいたるところに造語や言葉遊び(と皮肉)が散りばめられた「鏡の国のアリス」は今なお独自性と魅力あふれる作品なので普段本読んでないホモも読むんだよホラ。
またジャバウォックの名前や意味も結構考察されているので興味のあるホモは調べてみて、どうぞ。
くっそどうでもいいが
畜生アリクイモドキや
バンダースナッチもこの詩に出ている。
ついでにプレイ時のセリフは詩の歌い出しであり一文は「夕火(あぶり)の刻、粘滑(ねばらか)なるトーヴ」となっている。
ジャバウォックは環境の破壊者を予言していた…?