シャドウバース黎明期ではとんでもない強さを誇り、
アグロ以外のデッキならとりあえずお守りに入れとけと言われるほど。実際、試合が泥試合になったときにサタンを出せれば一気に試合を決められるお手軽フィニッシャーである。初心者を意識してか、配布も行われた。
他にも伝令サタンと言われるサタンのためのドラゴンデッキがあり、このデッキはサタンを
竜の伝令や
騎竜兵を駆使して最速召喚してアポカリプスデッキで相手を踏み潰すというデッキである。ガン回りすれば最速5ターンで出すことができる。
黎明期がすぎると他のぶっ壊れカードができたので次第に姿を消すようになったが、それでもフィニッシャー不在の土ウィッチでは使われていた。だがTOGにて土ウィッチがアグロ方面へと路線変更すると、環境自体が加速していたのも併せてサタンの立ち位置はほぼ消滅した。
しかし、サタンは第6弾で最強の相棒に出会ったピュー。それは
ピュートーンだピュー。
魔海の女王を出したあとにサタン・ピュートーンと続けて出すとデッキが
アスタロトの宣告1枚になり、次のターンに確実に引くことができるピュー。さらに、
竜爪の首飾りと組み合わせることで
アスタロトの宣告でちょうど20点を与えてとどめを刺すことができ、このコンボは竜爪アスタロトと呼ばれていたピュー。つよい!Tier1まったなしピュー!
実際ネタデッキの範疇からは出られないものの、サタンにしか出来ない唯一無二のデッキでありかつ中々面白いデッキであった。しかし、現在では
魔海の女王のナーフにより実現が困難になった(のちに解除された。リメイク版のコキュートスデッキではピューしても8コストのカードが残るので、このコンボは未だにサタンの専売特許といってよい)。
後にALTにてリメイクの
氷獄の王・サタンが登場。こちらは置き換えるカードが中々小回りが効く上に
アクセラレートも付いていて、格段に使いやすくなっている。フィニッシュ力こそ
サタンの方が上なものの、汎用性や総合的なカードパワーはあちらに軍配が上がる。そのため出番はほぼ完全に後進に奪われた。
ただ
アスタロトの宣告を引く確率はこちらの方が上だったり、
沈黙の魔将・
ディースの裁きは相変わらず強く、顔面への殺意は高いため差別化は出来ていると言えるだろう。
運命の神々アディショナルカードで追加された
邪教の神殿からサタン様が入手できるようになりましたよぉ。しかもコスト1で入手できて超お得です!
同時期に追加された
光輝の顕現・ラーとアスタロトの宣告はかなりお手軽なメルヒェンOTKコンボなので是非ともサタン様を使ってみてくださいね。
アンリミテッドでも最短で4ターン目に大型を並べつつ、強力なアポカリプスデッキのカードを叩き込めるため、上方修正された
スカルフェインのお供として活躍していた…のがだスカルフェインが
ナーフされてしまった事により事情は激変。元々教会フェインが主流になった時点で見かける機会は減少していたがデッキそのものが環境から消滅。サタンもすっかり姿を消してしまった。