おんJシャドバ部 - コントロールエルフ(FOH期)

はじめに

誰も書いてなかったので書きました。初めての記事…ん?なので至らぬ点もあるかと思います。追記してほしい事、指摘などがあればじゃんじゃんコメントください。

※アディショナル対応しました
当記事ではナテラ系カードを使った自然寄りのデッキを紹介しています。アクセラ軸を使った先駆者兄貴の記事はこちら
現在の主流はアクセラコンエルですが、せっかくなので差別化も兼ねて自然軸での考察をしていきます。

概要

UCL期、WUP期とtier1に君臨し続けたコントロール型のエルフデッキ。今弾はアリアの旋風のローテ落ちによって横展開に弱くなったところに新能力連携を主軸としたロイヤルやネクロが台頭。旧来からの天敵である魔道具専門店の流行や強力なOTKを飛ばしてくる同族の登場など、のっけから環境に逆風が吹き荒れていた。ロイヤルのナーフを経てリンクルキャルやエイラビショップなどの五分〜微有利対面が増加してからも依然として苦しい環境が続いたが、その後アディショナル実装時のナーフで不利対面の二大巨頭であった異形エルフと葬送ネクロの使用率が大幅に減少。アルヤスカを絡めた進化ロイヤルやバーンヴァンプの台頭で魔道具専門店の経営が更に縮小したことや、新レジェンドエリンの登場も追い風となってアディショナル前に比べ格段に戦いやすくなった。
プレイングや構築の難しさは前期にも増して高いが耐えに耐え抜いてOTKが決まった時の爽快感はピカイチ。ローテで豪風のリノセウスを使える最後の期間、思う存分走らせてあげよう。

デッキ構成

採用カード

豪風のリノセウスエルフの森のかわいい虫ちゃん。エルフの名誉害虫フィニッシャー。同僚のせいで影が薄かったがそれも昔の話。ローテ豪リノ最後の雄姿、お相手氏の脳裏に刻み込め!
森林の狼バウンサー1号。コストをよく見ろ!しっかり残りPPを6以下にしてから使いましょう。筆者の集中力はガバガバなので既に1145141919810回は素置きしている。徹夜でランクマに潜るのは…やめようね!
対空射撃バウンサー2号。守護を剥がすのに使ったりエルフクイーンの点数を合わせる為に使ったり用途は様々。バウンサーの中で唯一、相手の場にフォロワーが居ないと使えない。ウィッチなどを相手にするときは早めに切っておく事。
機械樹の番人バウンサー3号。バウンスついでに顔を守ってくれる。他バウンスと違ってコストが重く、リノセウスが握れてないと腐ってしまう場面が多々ある。一枚くらい抜いても…バレへんか…(サンプルでは2積み)
森を彩る者・エルフクイーン除去の要1。吹かぬ森を守る女王様。とにかく進化権発動時には持てるようにしておきたい。標準スタッツに守護にキャントリップ、進化時森の意志…おかしくない?しかしここまで詰め込んでもアリアの働きっぷりに届いているかは微妙な所。
アクティブエルフ・メイ除去の要2。1コス4点。いつでもどこでもデッキから飛び出てきてプレミを誘発するアクティブ娘。慣れるまではこいつが燃えたりデッキトップが燃えたり、酷いと進化したリノセウスが燃えたりするので気を付けよう。
堕落の決意除去の要3。1コス∞点。他の手持ちで打点の届かない大型守護、大型フォロワーを除去する。禁約結晶や冥府など厄介なアミュをどかすのにも使えて何かと便利。エリンの登場でますます使いやすくなった。
フォレストダーク・レオネル除去の要4。1コス5点。もふもふの為に!基本的にはアクセラで使うが大型の二面処理や堕落の決意をドロソ発動させるために本体を使う事もある。手札調整やメイを呼ぶために使えるなど、細かいところで便利。
導きの巫女・コッコロあるじさまをおまもりします。ドロソ兼回復。今期は癒しの波動のおかげでユニオンバースト使用機会も多い。回復があるかどうかで勝負が分かれたりもするので相手によっては温存し… いいや、ドローだね!(1敗)
癒しの波動3回復とEP回復。地味に今期のコンエルの中核を担っているカード。隙あらば使っていきたい。
ナチュラル・マナプレイ回数稼ぎ要員。5t目までに引けていると動きの幅が広がって嬉しい。荒野の休息ともどもアウェイキングガイアを採用した構築では使いどころが難しくなるが、今回のサンプルではドローのためにある程度雑に切っても問題ない。10ターン目効果は0コス2ドローと超優秀。相手の後9、先10を凌げそうであれば是非温存したい。
荒野の休息ナチュマナの効果にプラスして回復にも使う。ガイアのいないこのデッキで2,3ターン目に切って0コスナテラをキープする必要があるのかは議論の別れる所。できれば一発殴らせてから使いたい。相手にもよるが先2ではコッコロのために切らずに残しておき、後2では4t目のメイ発動と豊穣による手札溢れ解消を狙って切っておくのが筆者のセオリー。
永久なる輝き・エリンアディショナルで追加されたEP体力回復要員。4,5枚目の癒しの波動。後4,先5までにリノもエルフクイーンも引けなかった時のお茶濁しの役目も担っている。このデッキでは進化時にレオネルを引きやすいのも強み。終盤は腐りやすいのでサンプルでは2積み。
生命の宴同じくアディショナルで追加された新ドロソ。豊穣の季節とはお好みで選択。バーンヴァンプのドロー時ダメージを軽減できたり、無理やりアルヤスカを倒したりできるので筆者はこちらを採用しているが、ナテラで盤面が埋まってしまう都合上リーサルを狙う場面では豊穣の季節の方がいい。

採用検討枠

幻想の妖精竜ア前は守護兼除去として活躍していたが異形が居なくなったことで優先度が下がり、採用検討枠に。強力ではあるが1,2枚挿しでは思うように動かせない難しいカード。
アウェイキングガイアどんな凶悪な盤面も返せるエルフ最強の除去札。今期はエルフクイーンの採用数増加、プライマルギガントと癒しの波動のスイッチで全体のコストが重くなりカウントが回し辛い。手札が燃えないように気を遣っていると7t、8t目の重要な局面で発動が間に合わない事も。もう1,2コス軽ければ…。
純真なる弓使い・リノ除去札候補2。弓使いの方のリノ。前期からあまり見なくなったがなんだかんだ言ってユニオンバーストは強力。他除去やエルフクイーンの進化と合わせれば簡単に敵盤面を更地に出来る。癒しの波動とエリンのおかげでUBも発動しやすく腐りにくいが、他除去枠を食える程の強みはないか。
豊穣の闘士・アイリーネ除去札候補3。二面処理と無料進化が出来るが、エリンに役割を食われ気味。
回帰する抱擁・ラティカ除去札候補4。5T目に使うと手札が溢れやすいのが難点。どうせならフルパワーで使ってやりたいところだがフェアリー生成カードを採用せずともそこそこの働きはしてくれる。大いなる回帰は堕落の代用としても使え、特にネクロとクジラに対して有用。
マドロスエルフ除去札候補5。ファイターくんを量産することで除去しつつ進化回数を稼げる。採用するならば自然カードを削ってアクセラカードの枚数を増やしたい。ん?
《世界》・ゼルガネイア除去札候補6.アイリーネ同様進化権発動までにエルフクイーンが引けず、ボコボコにされた際のお守りとして採用するのもあり…だったが、こちらもエリンで事足りている印象。10t目に出てきてくれると無料で守護をどかせるので心強い。
豊穣の季節ドロソ候補1。宴と選択。2プレイすることで生命の宴よりも一枚多く引ける。「これが宴じゃなく豊穣だったら…」と思う場面は多々あるが、逆も然り。お好みで。
ワンダーコックドロソ候補2。旋風のスタン落ちでナテラエンジンを回す必要性がやや下がったのでもっぱらガイアを探す用のカード。リノセウスはともかくエルフクイーンを引けないのが致命的で基本的には生命の宴が優先される。
追い風の妖精ドロソ候補3。プレミ誘発度も高いがドロー枚数を任意で調整でき、実質1コス2/2なので手札が溢れた時の捨て札としても優秀。ガイアとの相性もいい。起動が遅くマリガンでキープし辛いこと、上と同じく早めにエルフクイーンを引きにいけないのが難点。
プライマルギガント1コス4回復の鬼カード。今期はエルフクイーンの三積みや闇レオネルの登場で素置きした時の盤面も強くしやすい。エリンの登場で回復カードが増えたもののやはり物足りない試合もあることにはあるので、お守りに1,2枚入れてみても良いかもしれない。
地を裂く異形融合素材として食えるカードが少ないが、このデッキではリノセウス一発分の火力を先に出してもらえればそれで充分。手札が上限に達しやすいなデッキなので手札整理もかねて刺してみると渋い活躍をする。
《吊るされた男》・ローフラッドコイツで狩れるタイプのデッキはそもそも五分〜有利がつくものがほとんど。しかしリノセウスが引けなければ勝てないこのデッキ、どんな有利対面でも敗北する可能性は決してゼロではない。保険として刺しておくのもいいだろう。

アクセラ軸との主な違い

自然軸のメリット

・ナテラとメイの効果でデッキ圧縮をかけやすく、若干リノセウス他キーカードに届きやすい。
・5T目のエルフクイーン後に0コスナテラで癒しの波動が使える。
・エリンのサーチでレオネルを引きやすい。
・メイを使ってバウンスついでに除去という動きがやりやすい。

自然軸のデメリット

・マドロスエルフを動かせないために終盤の盤面の処理が難しく、堕落の決意をドロソ発動させ辛い。
・回復量がやや乏しい。
・1コスで吐けるカードがメイとアクセラレオネルしかなく、手札が溢れやすい。

基本マリガン

最優先キープカード
・リノセウス ・エルフクイーン
リノセウスは何枚でも。エルフクイーンは1枚までキープ。
・生命の宴
後攻は1枚。先行なら2枚までキープしてオーケー。
・コッコロ
1枚あればヨシ。
セットキープカード
・森林の狼 ・機械樹の番人 ・対空射撃
リノセウスがキープできていたらあわせてキープ。
・荒野の休息
先行でコッコロが引けてたらキープ

プレイング

リノセウスを探し、回し、決める。豊富な除去札で相手の盤面を更地にし、回復札で延命しながらリノセウスをちまちま探してプレイするのが基本的なプレイング。早い段階からリノセウスとバウンスが揃っていたらちまちませずにドーンと行く。

以下は序盤の動きのざっくりとした解説。

1T

先行でリノセウスが引けていて手札に森林の狼か機械樹の番人が居る、かつ相手がウィッチかロイヤルでないならリノセウスをプレイする。たまにドラゴンに火を吹かれたり犬が突っ込んできたりイケメンや褐色の女達が切りかかってきたりするので、怖いなら何もしないのが無難。後攻では決して動いてはいけない。

2T

バウンス出来るならする。対空射撃は相手の盤面を見て使うかを決める。3/3が出てきそうなロイヤルやネクロが相手で、厄介な効果のフォロワーが盤面に居ないなら後回しにしてもよい。
後攻で生命の宴もエルフクイーンもリノセウスも引けてない場合はコッコロを設置する。同じく後攻で次のターン殴られなさそうor敵盤面が怖いなら4ターン目のメイ発動を狙って荒野の休息を使う

3T

バウンス出来るならする。生命の宴があるなら使う。

4T

バ。先行なら生命の宴や2プレイコッコロでドローを、後攻なら敵盤面を見て進化バウンスや除去を始める。

5T〜

ここからは相手のデッキに対応する形で動いていく。お前の腕の見せ所だ!
堕落の決意を1コス発動させるためにバンバン進化を切りながら相手の盤面を壊し、リノカウントを進めていこう。

相性

基本リノが早ければどんな不利相性にも勝てるが、逆に遅ければほとんどのデッキに負ける可能性がある。特にリンクルキャルやゼルガネイアを搦めた10tリーサル系の動きには餌食になりやすい。
日ごろから運命力を高め、自然に感謝し、家に虫が出ても殺さずに逃がすなどし、少しでも早くリノセウスがきてくれるよう祈ろう。

エルフ

・ミラー 五分
自然軸相手でもアクセラ軸相手でも基本は一緒。番人やエルフクイーンを温存しつつドローをガンガン進め、相手よりも早くリノカウントを進めよう。自然軸はアクセラ軸と比べ盤面で圧を掛けて妨害する事は出来ないがドローを進めやすい点ではやや有利だろうか。

ロイヤル

・進化ロイヤル 五分
連携ロイヤルと違い序盤の流れでそのまま押し負けるような事こそないものの、終盤のエンハ魔獣使いやシールドフォーメーション、アンリエットなどの守護連打を返せずに負ける事も多い。また、アクセラ軸以上にアルヤスカの対処が難しく、序盤に出されると堕落と熊でしか処理できない。後4で出されないことを祈ろう。
基本的にはエルフクイーンを使って序盤を凌ぎつつリノカウントを進め、相手の盤面が完成する前にトドメを刺すのが理想的な勝ち筋。
・連携ロイヤル 微不利
進化ロイヤルが主流の為にあまり見かけないが、ア前同様厳しい相手。エンハ魔獣使いを返すために、出来れば二枚目のエルフクイーンもキープしておきたい。終盤のシールドフォーメーションやドレッドハウンドは堕落で無理やりぶち抜こう。

ウィッチ

・式神ウィッチ 微不利
クオンの盤面を返せるのは1回、良くて2回が限度。酷いと一回も返せないなんてことも。序盤はメイやエリン、レオネルで凌ぎ、出来るだけエルフクイーンは温存しておくこと。
・専門店ウィッチ 不利
やっぱりむり。堕落で消せば何とかなる事もあるので、専門店設置前になったらエリンやエルフクイーンを並べ、とにかく1ターンを凌ぐことに全力を尽くそう。手札に余裕があるなら序盤の内に落石や境界の魔術師を吐かせるように動きたい。
・リンクルキャル(秘術)ウィッチ 五分
ア前と特に変わりなし。リノセウスを4,5ターン目までに引けていれば有利、そうでなければキツイ。

ドラゴン

・クジラドラ 不利
回られると処理が間に合わずに押し負ける。クジラが二面しか出てこない7,8ターン目に勝負を決めてしまおう。
・ディスカドラ 五分
回復札が増えたおかげでア前よりもやや戦いやすい。クジラ連打さえされなければ…
・進化ドラ 不利
ランプが早ければ負け、遅ければ勝てる。ゴブスク後の盤面をロックしつつエリンや癒しの波動で回復してワンチャン狙っていきたい。
・自然ドラ 微有利
こちらも速度勝負。基本的にはリーサルはこちらの方が早いはず。高知の盤面を返せないと負ける。

ネクロ

・葬送ネクロ 不利
墓守進化でエルフクイーンが無料でとられるなんて事が無くなったため多少戦いやすくはなったものの、やはり厳しい相手。上振れない事を祈るしかない。

ヴァンプ

・バーンヴァンプ 微有利
序盤をエルフクイーンで凌いだらあとは回復連打のリソース勝負。エリンやメイを並べて少しでも顔を守りつつカウントを進めよう。

ビショップ

・ラービショップ 有利
カモかも。相手の動きが強いのは終盤だけなのでリノセウスを引くのが7ターン目くらいでも勝てるだろう。

ネメシス

・AFネメシス 微不利
ヴィスヤの採用数こそ減ったもののそれ以前に轢き殺される試合が増えた。ア前同様エルフクイーンで序盤の盤面を返せないと絶望的。相手が回っていると回復札と除去札、どちらが足りなくても勝てない。逆にどちらも足りていればいい勝負が出来る。8,9ターン目の盤面を返すのは難しいのでそれまでに試合を決めたい。

ア前相性評価

まとめ

書くのが遅すぎて今期の総括みたいになってしまった。
ア前と比べたら大分戦いやすい環境になってます。このまま最後までリノセウスと駆け抜けるぜ。

リノセウス好きの兄貴達、アクセラ軸に飽きてきたそこのキミ、是非使ってみてくれよな。

おまけ

9/23 なんだよ…結構やれんじゃねえか…