第18弾カードパック「レヴィールの旋風」のアディショナルカードにて登場したゴールドのネメシス・フォロワー。

ライノスナイト・パトリックを沸騰させる実質1PPの大型守護。あれより出てくるのが1T遅い上にスタッツが2周りほど劣るものの、こちらは盤面状況に関わらずPPを踏み倒せるのがウリ。
恐らく上司であろうカオスルーラー・アイシィレンドリングは格好のシナジー先であり、ほぼほぼ無賃乗車を決め込めるうえにこの高スタッツが列車が除去された後にも居座るとなればたまったものではない。

シナジーを含めず考えたとしてもケツ7守護というのは悪くなく、1枚の札ではそうそう取れない堅さなので疾走に頼る相手なら攻撃力を相当に消耗させられるだろう。
防御のためだけに採用するのは受け身すぎるが、他との強いシナジーがあるうえで単体でも堅い壁として働けるのは中々心強い。
ただ除去耐性が無いというのは考えもので信頼性にはやや欠けるし、強い盤面を押し付けるような用途としても遅すぎる感もある。

また、本体が出られるのが8T以降とかなり遅いことから、事故防止になるアクセラレートも助かる。
他のカード共がほとんど0コスで乗り物を出している中で馬鹿正直に機動二輪車の2コス＋操り人形の1コス分払っているため見た目のコスパは大変よろしくないが、腐ってもコスト分の働きではある。
無条件かつ即座に人形及び乗り物を供給できる札がネメシスには不足していたので、隙間産業的であるにしろ今までにない動きを可能にしてくれる効果であることは確か。

総合して本体アクセラレート共に器用であり使い道も存在するものの、これといったインパクトやパワーに欠ける。
やはり現状使用するならば魔導列車の乗員としてが主目的になるだろう。
他にもマインドディバイダーやパラダイムシフトのような強力な乗員候補はいるが、それらと比較しても安定して低コストで高スタッツのフォロワーを乗車させられるのは差別点。
アイシィ直接召喚から勝ちを通すことを重視したデッキなら採用できるかもしれない。

フレーバーテキストは、進化前が異形や保線機能のコヨーテから続く大陸横断魔導列車の案内パンフレットの一部となっている。魔導列車においては機関士も列車の一部らしく、機械仕掛けの改造を施されることで出力が上がったりするのだろう。（その割に実際の対戦ではこの人やらその人やらあんなのなんかが颯爽と列車に乗り込んでいくが…。）
進化後のフレーバーテキストはパンフレットの一部てはなく、パンフレットの読み手側の話となる。どうやら列車が目的地に到着したようで、パンフレットを読んでいた客は無事に家族との再会を果たせたようである。

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