第27弾カードパック「
八獄魔境アズヴォルト」にて登場したブロンズのエルフ・スペル。
バウンスしながら3点除去とリーダー2点を飛ばす、かつての
原始の悪神アクセラを+1コストしたら顔面にもちょっと飛ぶようになった趣のカードで、効果自体はなかなかのコストパフォーマンス。
ランダムダメージは相手フォロワーが多いとノーコンになる可能性もあるものの、潜伏フォロワーを取ったり、あて先がなくてもバウンスや顔面火力目当てに使えるメリットの方が勝るだろう。
しかし今のところ採用デッキはほとんどない。バウンス系のカードは通常、そのターンに出したカードを手札に戻して再利用したりプレイ回数を稼ぐのに使いたいものなので、他カードとのくっつけやすさで1コストか2コストかに非常に大きな差がある。
登場時のローテ環境でバウンスを使うエルフは、プレイ回数を稼いで下準備しつつOTK並みの大火力を狙うマガチヨエルフや、遅延して
アルティメットバハムートでのデッキアウトを狙うコントロールエルフあたりであるため、コストの重さが足を引っ張ったり、自慢の顔面2点をあまり活かせないデッキばかりである。
アグロデッキで軽量疾走持ちを使いまわしたいデッキや、
豪風のリノセウスのような使いまわす価値が大きいカードなどが登場すれば活躍する可能性はあるだろう。