おんJシャドバ部 - カムラリサイクル

はじめに

ネタというほどネタ性は高くないけどガチと言うほど勝てるデッキでもないのでネタデッキの括りにしました。
(語録は)ないです。

※STR環境アディショナル実装前版、ひとまず完成しました!

コンセプト

冥守の戦士を甘く見るなよ!
カムラを再利用して相手をリソース切れに追い込むコントロールデッキ。昨今の環境の高速化はこのデッキにとっては強い向かい風だが、コンセプトが完全に崩壊したと言えるほどではないので、新たなカードを加えて新環境にも立ち向かっていく。
現在のネクロにおける最強カードとも言われる新セレスの力を得た新しいカムラリサイクルを紹介しよう。

サンプルデッキ

画像

総所要エーテル/内訳

・21650エーテル/レジェンド×3,ゴールド×10,シルバー×12,ブロンズ×15

・前より高くなったとはいえ比較的安い方。

各カード枚数

・フォロワー×28,スペル×12

詳細

解説

このデッキの特徴

カムラの再利用
・7T以降のカムラの使い回しがメインコンセプト。これにより終盤の相手の猛攻を耐え、リソース切れを狙う。特に奈落の冠はレイヴンを出す隙が生まれるとはいえカムラ1体分の7PPでカムラを3体出せる非常にお得なカード。

・サンプルデッキでは、理論上18回カムラを場に出せる。筆者の最高記録は10回。
構築に関して
・このデッキはかなり防御に偏った構築であり、回復手段としてカムラの他にもレディグレイと新旧セレスがある。これにより、序盤から体力を削られてカムラを出す前に試合が終わる、カムラを出しても押し切られて負ける、という状況を避けやすい。

・先に述べた新セレスは、回復役として以上に重要なポジション。カムラやレイヴン、奈落の冠はコストが高いため、これらをまとめて軽減することで着地の隙をなるべく減らしたい。また2コスト以下のカードが多いので、誓いを発動するターンにも動きやすくなっている。

・以前より低コスト寄りなデッキになった。以前不採用だったスカルビーストに関しては、現在の環境において初手スルーが危険だからである。
勝ち筋
・この構築ではフィニッシャーとしてデスタイラントを選んだ。そのため、他にネクロマンスするカードを採用せず、自然に墓場が溜まっていくような形とした。余裕があるほど墓場を貯めやすい構築ではないので、カードを入れ替える際には他のネクロマンス持ちカードの採用は控えたほうがいいだろう。また、タイラント1体で与えられるのは13ダメージだけなので、残りをどう削るかは試合の中でよく考えよう。

・…とは言ったが、このデッキの主な勝利パターンは「相手の降参」である。長期戦を嫌う人や、カムラに苦手意識を持つプレイヤーは多く、数回再利用しただけで降参する相手も少なくない。こちらの勝ち筋が手札に見えなくても、カムラさえ出せるなら根気強く粘るのが重要だ。
この他に、相手のデッキアウトで勝てることもある。ドローソースの多い相手だと特に。

他の採用候補

再利用手段
・まず考えられるのはケリドウェン。葬送効果を持つカードを併用すれば、手札からのプレイ1回と引き換えに最速で5ターン目にカムラを場に出すことができる。葬送の手間とリアニメイトに進化権を使うところが欠点か。
新セレスとは競合するコスト帯なので気をつけること。

・ネクロマンス効果だが、冥河の導き手はコストと結果だけを見れば死者の帰還の上位互換である。タイラントとは相性が悪いが、それ以外のフィニッシャーを採用する場合はこちらを採用したい。
序〜中盤の支え
・ネクロには優秀な低コストカードが多く、採用候補は多すぎるので割愛。普通のミッドレンジネクロで採用されるようなカードから気に入ったものを選べば良い。強いて言えば、展開よりは除去が優先。ネクロマンスやエンハンスのあるカード、特にフランはプレイ順など扱いに要注意。
ケリドウェンを採用するなら、進化権を取り合うレディグレイは外すべきか。

・4コスト以上のカードに関しては、いくら強くても採用は慎重に。7ターン目にはカムラをプレイするのが理想であり、それ以降もカムラと再利用カードをプレイするのが基本なので、カムラと同時プレイできない4コスト以上のフォロワーは採用しても4〜6ターン目にしかプレイできないことが多く、腐りがちになる。ケリドウェン採用型なら尚更。メインギミックとフィニッシャーだけでもそこそこ重いデッキなので、他はなるべく軽い構築を心がけよう。
※理想ムーブありきのデッキなのでこのような発想になるが、冥界の番犬・ケルベロスなどはそれを差し引いても強すぎるので採用候補。
※今となっては新セレスを積むため新ケルの入るスペースは基本的に無い。しかし、多少重くともネクロのカードなら誓いでコストを下げられるので、採用の余地自体は広がったとも言えるかもしれない。
フィニッシャー
・タイラントの他にも、アイシャやフェリがフィニッシャーとして考えられる。アイシャはネクロマンスがタイラントより軽いためネクロマンスカードと併用しやすい分、コストが重く出せる攻撃力も低い。フェリはネクロマンスは使わず2コストフォロワーにもなるが、盤面にフォロワーが残った状態でターンが回ってこないと単独ではフィニッシャーになれない欠点がある。

・ネクロのカードではないが、氷獄の王・サタンという選択肢もある。プレイしたら勝ちという明確なフィニッシャーではないが、奈落の冠があればサタンをプレイするターンの隙が無くなるのは好相性な他、ネクロマンス持ちも採用しやすくなる。
ただし一度サタンを使えばカムラ軸としての動きはできなくなるので、それをコンセプト崩壊と捉えるなら採用はやめたほうがいいだろう。

・フィニッシャーはタイラントを使いたい、でもネクロマンスはしたい…それを叶える方法が1つだけある。サンプル以上に回しにくくなることが予想されるが、コントロールデッキでのコンボに用いられる他に使いようがないカードなので、このデッキとの相性は良い。
※新セレスの登場により、このカードの採用も以前よりは現実的になった。カムラでは勝てない相手にも別の方法で勝利を狙える、というのは今までにない強みになるだろう。
メタカード
・流行りに合わせてというより、対処が難しい相手のためのメタカードを積むのはアリ。黄金都市やヴァンプに強い熾天使の剣、セラフや破壊耐性持ち対策の堕天など。

腐の嵐死の祝福は相手次第では良いカードだが、ネクロマンス持ちというのと、そもそも盤面には比較的強いデッキなので構築と環境次第。ネクロマンス持ちのメタと言えばこれは部員には親しみ深いが、実際スペル連打で押されるのは苦手なのでアリかもしれない。

沈黙の信者はAFや疾走系に対するメタになるが、サンプルデッキでは不採用とした。強力なメタカードであることは間違いないので、他の低コストカードとのバランスを考えてぜひ採用したい。

プレイング

・マリガンは基本的にカムラか新セレス、それと序盤の動きになる2コス狙い。レイヴンは初手に持っておけば安心できるがカムラ共々重いので、ドローソースを引いているなら無理にキープしなくても良いかもしれない。

・1ターン目からフォロワーを置くデッキに対しては多少無理なマリガンをしてでも、スカルビーストと悪意の憑依を探したほうがいいこともある。

・序盤は普通のミッドレンジネクロに近い。アグロ相手は少し厳しいが、どうにか削られすぎないように立ち回る。当たり前だがレディグレイの進化は強力で、なるべくなら不死者かベレヌスの蘇生を狙いたい。

・5ターン目に新セレス、6ターン目に永遠の誓い、そして7ターン目にカムラ+αが理想の動き。その後は軽減されたカムラや逆転と合わせてレイヴンをプレイし、なるべく早く冠を設置したい。
冠発動中の2ターンはPPの消費無くカムラが場に出るので、このPPをどう活かすかが重要。次のレイヴンもこの間にプレイして、カムラが場に出ないターンを作らずに次の冠を用意したい。

・葬送ケリドウェン型の場合、5ターン目までに葬送、5,6ターン目にケリドウェン進化としないとサンプルの型と比べた利点が小さくなってしまうので、全力でそれを狙ったマリガンとプレイングを心がけよう。進化権は可能な限りケリドウェンに使いたいが、できなかった分のケリドウェンは葬送して手札交換すると良い。

・ケリドウェン採用型において葬送に死を知る者のアクセラレートを使うならば、フォロワーとしては潜伏を持つためフェリと合わせてフィニッシャーにできることも覚えておこう。もちろん、リアニメイトの邪魔になるため、フィニッシャー以外ではフォロワーとしての使用は厳禁。

おわりに

カムラ使われたときのウザさはシャドバ内トップクラスだと思う。