第29弾カードパック「
ミスタルシアの英雄」にて登場したシルバーのネメシス・スペル。
Xが4以下なら、ランダムな相手のフォロワー1体にXダメージ。カオスオーラ3枚をデッキに加える。このターン終了時、カードを1枚引く。
彡(゚)(゚)なるほどネメシス得意の低コストでドローして
共鳴操作するためのカードなんやなぁ……
5以上なら、混沌の闇・シン1体を出す。
ファッ!?
5枚プレイするまでデッキの中で増殖し続け、条件を満たした瞬間にそれらが1コストの闇シンと化すスペル。
1コストで10コストのフォロワーが降臨するのは爆アドとしか言いようがない。つよい(確信)
5枚プレイ以前は1コストで0〜4点の除去を飛ばす上に手札が減らず、これだけ見ても中々良い仕事である。
打てば打つほど大量のカオスオーラがデッキに埋まり引きやすくなるので、せっかくXを大きくしたのに後続を引けないということにもなりにくい。
ついでに1コストで共鳴←→非共鳴を行き来出来るため共鳴回数でボーナスを得られるカードには打って付けのサポートとなる。
そして5枚プレイすれば、
それまでの効果が全て失われ1コストで混沌の闇・シンが出てくるカードに。
5枚プレイした時点で実に11〜13枚ものカオスオーラがデッキか手札に存在しているわけで、その気になれば闇シンを5枚並べて投げつけるのも難しくない。
闇シンの効果はランダム性が強いが最低でも6/6のデカブツとして圧を掛けてくれるのは保証されており、これだけでも1コストであれば破格の仕事と言える。やはりつよい(確信)
今、世界は使い辛さを思い出す。
実際使うとX=4以前は文句無しで強いもののX=5以降で効果ががらりと変わるのが問題である。
X=5以上になったカオスオーラはドロー効果が失われるため、言ってしまえば手札が減る1コストのカードがデッキに10枚以上埋まった状態で戦うことになる。
出てくるシンくんは確かに1コストとしては破格だが、盤面に触ってくれる確率は1/3なので確実に相手のフォロワーを処理したいなら更に他のリソースを吐いてサポートしなければならないし、顔に触ってくれる確率も1/3なので速やかにゲームを終わらせてくれることも期待しにくい。
結果的に、リソースが枯渇していくのにフィニッシュは見えないという悲惨な状態になってしまうこともしばしばある。
ただ闇シンの圧力も決して無視出来るものでもないので、潤沢なリソースさえあれば書いてあること通りの強烈なコスパを行使できるだろう。
ド派手な見た目と裏腹に、基盤がしっかりしたデッキにおける中継ぎに向いたカードと言えるのではないだろうか。
一方で
pickではめっちゃ強い。
継続的に除去とドローを行えるというだけでも優秀ながらシンの圧力もかなりのものであり、遅いバトルになることも多いpickでは10PPシンで相手をズタズタにできる機会も多く、構築よりも存分に力を発揮できる。
上手くピック出来れば
確定サーチもできるので安定感もあり、ついでにLO対策も出来ちゃうというすごいヤツである。
金虹の強さに定評のあるpickネメシスだが、シン連打による空中戦という新たな勝ち筋が銀で生み出されたのは画期的といえよう。