第2期では、エドモントンでの決戦で大戦果を上げて急成長した鉄華団の社長として、慣れないデスクワークに悪戦苦闘しながら組織をまとめ上げている。テイワズ直系になったのはいいが、宇宙海賊との競り合いをきっかけに政争に巻き込まれることになるが、「持ちうる火星の権限を移譲=火星の王になる」というマクギリスの案を受け入れ、彼の側について政争を戦い抜くこととなる。
自分たちに敵対する者への容赦の無さに磨きがかかっており、大海賊団「夜明けの地平線団」を自分たちにけしかけた主犯、アリウム・ギョウジャンを「犠牲者の賠償金が払えねえなら、あっち(あの世)で詫びやがれ」とヤクザ同然の物腰で脅し、最後には三日月に射殺させている。その様は「スペースヤクザ」「指定暴力団団長」などと言われている。
しかし、モビルアーマー・ハシュマルがどこぞのイオク様のせいで目覚めてから状況は一転。
周囲の思惑に流され続けた結果、不可抗力で多くのものを喪い続け、彼自身にそれを変えることのできない展開が続く。鉄華団がいつ壊滅してもおかしくない中でも辛うじて、皆が生きる未来を繋ぐ光明を繋ぐことができたのだが―――。
アドモス商会から移動する際、無防備にアドモス商会から出てしまった際にノブリス・ゴルドンの間者(翌週判明)から襲撃を受け、ライド・マッスをかばう形で銃撃を浴び、そのまま死亡するという、あまりにも呆気ない最期を迎えてしまう。ちなみに辞世の句は本記事冒頭のセリフ。
本来、彼にはモビルスーツ「獅電」が用意されており、本人もハシュマル戦で使う意志こそあったが、結果として彼は一切モビルスーツに搭乗することはなかった。
彼専用だったはずの「獅電」は、彼の死後に別の団員が使用することとなる。