第27弾カードパック「
八獄魔境アズヴォルト」にて登場したブロンズのニュートラル・スペル。
伝統の
2コス3点だが、条件を満たすと顔面を狙えるようになる。しかしその条件は8ターン目以降と遅い。
現在は1コスト3点も珍しくなくなり、また軽量スペルで顔面ダメージを狙いたいのは速攻をかけたいアグロデッキが主なので、条件と能力があまりかみ合っていない。
今弾のニュートラルから鑑みるに、
ゼラエル進化で足りない打点を補ってね!というデザインなのだろうが、ニュートラルに限っても打点不足を補える
より優秀な択があるのが現状である。
このようにアリーナ向けに見えるカードではあるが、
機鋒の咎人・カットスロートを主体とする【八獄ネメシス】では、準ハイランダーである都合上微妙に足りない打点を補えるこのカードの強みを存分に生かすことができる。
特にこのカードが優秀な点は2コストで最後にプレイしても良いところで、性質上先にプレイしなければならない
黒錆の下っ端や
ドールズトレーニングなどのエンハンス打点を一通りプレイした後、余った2PPで3点を入れることが可能。この効率を上回れるのは
新約・黒の章くらいのものであったので、需要に噛み合っている。
そのため、EAAアディショナル環境では競技シーンでもよく見かけるカードとなった。確定枠とまでは行かなかったが、例えばRAGE 2023 Spring GRAND FINALSではネメシスを持ち込んだ6人全員がこれを採用している。
そのほか、環境上位ではないが
セブンズフォースソーサラーデッキでも採用されている。
セブンズを出すターンまでは盤面を捌くのに使いつつ、いざセブンズが出る8ターン目には相手の体力上限アップ分を削ることができるため、20点バーン効果の補佐に使用される。