クラシック(旧STD)に収録されているニュートラルスペル。通称「エンバレ」。エンジェルスナイプを相手の顔と場全体にパワーアップさせたやつ。AoEとバーンを一挙にこなせて便利・・・だが所詮は1点。除去にもバーンにもパワーが弱すぎて有効なシーンはかなり限られる。3コストという微妙な重さもあり採用されることは非常に少ない。でも刺さった時は気持ちいいねんな。
最近はトラロックというこのカードの能力をリーダー付与するレジェンドカードが出て来た。

そんなこのカードが引っ張りだこになった環境がDRK(エボルヴ)期。
当時新カードを手に入れ躍進したテンポエルフとアグロヴァンパイアが大流行し、羽虫と蝙蝠が環境に溢れていた。
そこでこのエンバレに白羽の矢が立つ。矢だけに。体力1がずらっと並んだ盤面にエンバレは効果てきめんでメタカードとして大活躍。ニュートラルカードということもありどのデッキにも忍ばせられており、1/1どもを駆除しまくっていた。
余談だが、カードゲーム用語ではメタカードのことを「シルバーバレット」と呼ぶが、銀レアのこのカードはまさにシルバーバレッジと言ったところだろう。MYSTはこの活躍を予期していた・・・？

現在は色々インフレしてまた見かけることが少なくなっているが、

第16話の「天宮ミモリ&黒羽アリスVSジュスティーヌ姉妹」のタッグバトルにおいて、ジュスティーヌ姉妹の姉、ヴァネッサが盤面の一掃に使用する。
…のはいいのだが、問題はその前のやり取りである。
タッグバトル初であるミモリは自分の2回目の行動を2ターン目と勘違いしていたが、実際は3ターン目でPPは3使用できたため、ヴァネッサは
「そのフェアリー出せたんじゃないですの？ど素人ですわねオホホホホｗｗｗ」
などと煽るが、直後にプレイしたのがこのスペルである。…ケアされとるやないかい！
素人ならともかくこのヴァネッサもエルフ使いであり、しかも名を馳せた賞金稼ぎという設定である。
そんな人物がフェアリーを温存するメリットを知らないはずがないのだが…（実際このフェアリーかはわからないが、その後ミモリはブリリアントフェアリーを使い手札のフェアリーを活用している）
…まあなんでもいいから煽りたかったんだろうなあ。