この記事の構築について
は?もう一つのフェイロの構築と全然ちゃうやんけ!とお思いの兄貴もいるかもしれない
しかしこれは実は当然である そもそものデッキタイプが異なっているからだ
まず初めにアグロとフェイスのパワーの使い方の違いについてだ(言葉の解釈は人によるが)
アグロ戦略というのは速い盤面戦略であり、言い換えるならば
最序盤にデッキパワーを集中させることにより最序盤の盤面を強くし、盤面状況が悪くないうちに20点削る
ということである
これに対してフェイス戦略というのは速度関係なく
疾走、潜伏、バーンなどにより「盤面に関係なく」リーダーにダメージを与えて勝つ
ということである
この2つの戦略は同居していることが多い というより遅いデッキにおけるフェイスというのはつまり一撃で勝利できるようなものであり、それらは「蓋」と呼ばれる
フェイドラ(ALT期)について考えるとわかりやすい
このデッキはアグロ戦略を採るにしては2/1/2を使ったりドローの為に自フォロワーにダメージを与えたりと、序盤の盤面はそこまで強くない
ではどのようにして勝っているかというとフォルテやアイナといった中型疾走によるフェイス戦略によって勝利しているのである
よってフェイドラはアグロ性が低く(ミッドに近い)、フェイス性が高いといえる
この二つの戦略の特徴を考えよう
まずアグロであるが、盤面を取られると死ぬ。この為ミッドレンジ等に弱い
次にフェイスであるが、盤面がよわい。速いフェイスの場合先に削られるケースは少なく、一定の点数はだせるが、逆に言うと盤面取られてから守護とか回復で死ぬ
実際のロイヤルの構築を考えると、5コスをなくして1コスを20枚突っ込もうが逆に疾走大量に積もうがアグロ性やフェイス性はそうはあがらないのでこの2戦略を複合することになる
本題に戻ると
ウォードッグフェイスロイヤルは1コス12枚、3コスト枠にウォードッグ様でありアグロ性がつよい
このため5コスト枠では、一定以上の速さのデッキへは顔への点数が少なく、盤面は残っていやすく、またバロンの1枚位は貫通して顔に通すプランであるためマスクノ及び盤面にフォロワーが残っていやすいため守護を割って残っているフォロワーでダメージが稼げる舞踏が強くなってくる 相性としてミドネクが若干辛く(ミドネクに対応するための潜伏でもある)、ビショにはビショガンメタウォードッグ様とそもそものこのバロン耐性によりほぼ勝てる
フェイス(アグロ)ロイヤルは逆にフェイス性が強い アグロ性は弱いというより若干振れ幅が出やすい
この場合は5コスト枠は舞踏などは効果が薄く、最後のとどめとしての疾走フォロワーが強くなってくる
相性としてはミドネクに対しても削っていけるが序盤強い動きでない場合沈黙の信者とかレデグレとかバロンとかで死にやすくなってくる
こういうことである
よってこのような差が生まれるのである
今回使った速度・盤面顔面概論は特に環境デッキに対し強いデッキを作るときに方向性を考えるのに役立つのでぜひ覚えていってほしい
速い 遅い
盤面 アグロ ミッド コントロール
顔面 フェイス (蓋)
相性 アグロ<ミッド<コントロール<(蓋)<アグロ
高速フェイス>中速フェイス>蓋
(違う速さの盤面デッキ)>フェイス>(同じくらいの速さの盤面デッキ)
なお、ドロシーは盤面を使うがその性質から中速フェイスに近く、セラフでは蓋であるが、遅いターンの蓋はあまり強くないためコントロールと蓋の中間程度であるとみなせる
蛇足 とりあえず勝率7割くらいでグラマスいきました(隙自語)