第2弾カードパック「ダークネス・エボルヴ」にて登場したレジェンドのロイヤル・フォロワー。

「リーダーを攻撃できない」という強烈なデメリットを持つが、「相手のフォロワーを14回も攻撃できる」すごいやつ。14回も攻撃したら相手の盤面はまず間違いなく更地になるので事実上のAoEとして扱われる。
とはいえリーダーを殴れないデメリットが重すぎるということで事前評価は散々だったが、環境開始後はこいつとレオニダスやダークエンジェル・オリヴィエを加えたコントロールロイヤルというデッキがそこそこ強く、ミッドレンジほどではないにしろ活躍した。
現在はひでおなど8コストの強力なカードがあるのでなかなか見かける機会は無い。

かなりどうでもいい情報ではあるが、能力テキストに「が、」が使われている唯一のカードである。

何で14回？というか14回も殴れる状況なんて無くね？と思った人もいるだろうが、実は元々このカードの発表時の効果は「何度でも攻撃できる」と無制限になっていた。それが修正された理由としてはクラシック収録のニュートラルフォロワーアテナが原因。

アテナと組み合わせて使うとアレキサンダーにダメージが入らなくなるので相手フォロワーがいなくなるまで攻撃可能になるのだが、その際相手の場にデュエリスト・モルディカイのような何度でも蘇るフォロワーがいた場合、ターンが時間切れになるまで延々と殴り続ける事が出来てしまう。エフェクトの処理の問題もあって実装前に修正と相成った。

・・・まあもっとも6コストのアテナと8コストのこいつを実戦で組み合わせるのはかなり無理があるので、もっぱらルムマでネタ検証をする時くらいしか見る機会は無い。
ちなみに何でわざわざ「14」という数字になったのかというと、史実のアレキサンダー大王が制覇した国・地域の数が14つだかららしい。

心理学的にはいい話と悪い話がある場合、悪い話を先にした方が印象が良くなるとされている。このカードも「相手のリーダーを攻撃できない」というデメリットが先に提示されてから「相手のフォロワーを1ターンに14回攻撃できる」というメリット(?)が提示されている。

第18話の「進藤カズキ&伊集院カイVS九鬼ズオウ&蛇神コウ」のタッグバトルでカズキが使用。

追い詰められたコウがクイーンヴァンパイアで展開した守護持ちのフォレストバットをこのカードで一掃し、残りのフォロワーによる攻撃で、前ターンにカイが行った勝利宣言に繋ぐ形で見事勝利した。