アルバコア(Albacore)は英語でビンナガマグロという意味だが、最も有名なアルバコアは第2次大戦で活躍したアメリカ海軍の潜水艦「アルバコア(SS-218)」だろう。
アルバコアはガトー級潜水艦の7番艦であり、太平洋戦争真っただ中の1942年2月に進水。その後
日本艦キラーとして大活躍し、アメリカ内どころか世界戦史で見ても屈指の戦果を挙げた潜水艦である。その主な獲物は、
正規空母 大鳳
軽巡洋艦 天龍
駆逐艦 大潮・漣
その他 輸送船軍務船6隻
これらを全て撃沈するという、いち潜水艦としては異例の大物食いな、日本軍にとっては恐怖のマグロであった。
そんなアルバコアも1944年11月、函館沖で機雷に引っかかり最期を遂げており、せめてもの仇討ちは果たしたと言えるか。
日本海軍はアルバコアを始めとした米潜水艦群に特に大被害を被っており、その戦訓が現在の日本の高い潜水艦関連技術の開発に繋がっている。
ちなみに同じ時期、変態兵器でお馴染みのイギリスでも同名の雷撃機
*2が開発されていた。
先代の「ソードフィッシュ」の成功で味を占めたイギリス軍は、単葉機全盛の時代にもかかわらず何故か旧型と同じ複葉機の新型機を制作。太平洋戦線にも送り出したのだが戦果は…お察しください。