第7弾カードパック「時空転生」にて登場したレジェンドのドラゴン・フォロワー。通称「アジ」「鯵」。「アシダマーナ」などと呼ぶ人もいた。

ローテーションの実装に伴ってアンリミテッド以外では使えなくなったジェネシスドラゴン（以下ジェネドラ）の枠を埋める大型疾走フォロワーとして登場した。

かつては魔海の女王によってアジ・ダハーカとアンリエットのコストを0にして疾走で2回顔面を殴るというムーブが流行っていたが、魔海の女王のナーフによってなりを潜めた。
とはいえその後もローテーションではランプドラゴンの中核として、基本的に3枚積まれる必須カードとしてローテ落ちまで使用され続けていた。

まず、体力20のこのゲームにおいて6という高い打点とは強力であり、また相手を仕留められずとも6/8、進化していれば8/10野獣というスタッツを誇るため、走った後もファッティとしても強力である。確定除去が少ないデッキはこれだけで詰むことも。
コストダウン能力もまた便利で、ジェネシスドラゴンより早いタイミングで走ったり侮蔑の炎爪や銀氷の吐息と組み合わせられるのも強力。また大亀の長老や侮蔑の絶傑・ガルミーユと合わせれば、更なるコストダウンを狙える。

単純なスタッツではジェネドラには及ばないものの、進化によってコストを軽くできるのでアンリミテッドでも好みによって使い分けることができる。

総じて疾走とコストダウンというこのゲームにおいて強力な効果を併せ持っているフィニッシャーであり、CGS期からALT期までの1年と3ヶ月もの間ドラゴンクラスを支え続けた。ニュートラルに浮気されたこともあったけど
そのためドラゴン使いからも非常に人気のあるカードの一つ。

ちなみに最近*1神撃の方でリメイクされた。シャドバの方でも再登場する可能性は十分にあるだろう。

アジ・ダハーカとはゾロアスター教に登場する怪物である。
名前は最強の邪悪なものを意味しており、ペルシア語ではドラゴンそのものを表す言葉として現在でも使われている。
アジ・ダハーカは暗黒神であるアンラ・マンユの手によって生み出された怪物で、3つの頭に3つの口、6つの目を持ち、全身が剣をも弾く硬い鱗に覆われているという。つよい（確信）
また、生命力がとても強いのが特徴で、心臓を棍棒で叩かれても死なず、傷ついた時には傷口からサソリや蛇といった有毒の生物を吐き出すという。
ちなみにゾロアスター教の聖典である「アヴェスタ」には、アンラ・マンユと対立する光明神の子供で火の精霊のアータルと「光輪」*2を巡って争う様子が描かれている。

一億円のポセイドンにて、Potwasher氏が暴竜・伊達政宗を引いた時に解説がテンパりすぎて「アジ・ダハーカ」と上手く発音できなかったことが時々ネタにされている。日本だと馴染みのない言葉だからね仕方ないね。

8周年イベントで登場。
星の民と空の民との戦争で、星の民が最終兵器として作り出した軍配を司る星晶獣。
劣勢だった戦況を巻き返すほど強力な星晶獣だったが、「他の星晶獣の意思を捻じ曲げただ空の民を蹂躙する獣に変える」能力が一部の星晶獣たちの造反を招く。
彼らによりアジ・ダハーカは破壊され、このことにより星の民の敗北が決定的となった。