オタクならば聞いたことのあるであろう二次元アイドルコンテンツ「THE IDOLM@STER(以下アイマス)」のシリーズのうちの一つが「シンデレラガールズ(以下デレマス)」である。
「346プロダクション」に所属するアイドルたちを描き、00年代後半〜10年代前半にニコニコ動画で人気だ
った元祖・アイマスである「765プロダクション」の面々(天海春香、如月千早など)はメインではない
*1。しかし、後述する「スターライトステージ」の流行で、現在アイマスといえばこちらを想像する人も多いであろう一大レーベルになっている。
そんなデレマスも、元はと言えばガラケー時代から存在する、アイドルが描かれたカードをガチャで集め、育成するソーシャルゲーム(所謂ポチポチゲー)である。プレイヤーは担当アイドルをレッスン
という名の合成で育成し、
ステータスの殴り合いことLiveバトルや様々な
作業仕事を経験させることによってトップアイドルに導く「プロデューサー」としての役割を担う(故にアイマスシリーズのファンはプロデューサー(P)と呼ばれる)。
そもそもアイドルを担当するにはガチャで育成したいアイドルを入手する必要がある。またポチポチゲーなので高レアの方が圧倒的にステータスが高く、ゲームを有利に進めるには不可欠といえる。定期的に追加される高レアカードはイラストも可愛く豪華なため、プロデューサーたちは自分の「推し」である高レアアイドルを手に入れるため、日々多額の貢ぎを行っている……。
Liveバトルや仕事で衣装を手に入れてアイドルに着せたり、他のユーザーとプロダクションを設立(要は
ギルドみたいなもの)したりすることも出来る。
アイドルとの仕事を通じて交流を深める事で親愛度を上げると、新しいストーリーが解放されていく。
モバゲーで提供されているために「モバマス」という略称もあり、現在ではポチポチゲーだけを指す言葉として使われることも多い。
……しかしガラケー時代からあった「デレマス」を現在に続くコンテンツたらしめたのはこのゲームではない。