プレイアブルキャラとして最初に登場したのは最低レアリティのRバージョン。魔力が暴走して体から溢れだしそれが魔物を呼び寄せてしまう病気を患っており、1人で旅に出て100日間も魔物と戦い続けていたところを主人公達に助けられる。
主人公が持っていたマンダウという短剣が魔封じの力を持っており、それによって一時的に魔力を安定させることに成功、病を完治させるために主人公達の旅に同行する。
フレーバーテキストや四コマ漫画のぐらぶるっ!での扱いを見る限り中二病をイメージしたキャラと思われるが、魔力が暴走し溢れる病気は純粋に体に負荷もかかっているので本当に重病人であり、季節ボイス、特にバレンタインやホワイトデーでは床に伏せているということが多い。
その後ストーリーイベント『魔ガ散ルトキ、彼ハ』にてSR版が配布される。
こちらのストーリーは、病状が悪化したゼヘクにマギを名乗る謎の存在が毎夜自分の元へ来れば病気を治すと語り掛けてくるようになったため、伝説に従い東方の島という場所へ行ったところ、マギは全知全能の力を持った恐るべき存在として封印されているのだがそれが綻び初めており、封印に必要な道具を集めて再封印しなければならない状態になっていた。その封印の儀式を行えばゼヘクの病気が治ると聞いた一行は、儀式を行う役目を負う少女ウーナと共にマギ封印の旅に出る、という内容である。
グラブルの黎明期のストーリーイベントとしては高い評価を受けており、まだキャラも少なかった頃に行われたものではあるが、イベントキャラも含めた人気投票ではこのイベントのヒロインであるウーナが、
カリオストロ、
ヴィーラに次いで3位となるほど。今は過去のイベントをいつでも遊べるサイドストーリーに入っているので気になるならやって、どうぞ。
レディ・グレイとは設定上なんの関係もないが、『ダーク』という同じ名前のアビリティを持っているという繋がりがある。
この『ダーク』以前は単純に敵にダメージを与えるだけの効果だったのだが、レディ・グレイの方はSSRなのに他のSSRのダメージアビと比べて極端にダメージの上限が低く、ダメージに加えてデバフを与えるものにさえ劣っているほどであった。
最終上限解放
*1も実装されているというのに何故と思われていたが、時折行われているキャラクターの性能調整でこのアビリティが上方修正された際にゼヘクのアビまで強化されたことから、名前だけでなく内部的に同じアビリティとして扱われていたということが発覚。つまり、レディ・グレイはSSRであるにも関わらずRキャラ相当のアビを長年持たされていたという訳である。
無論即日ゼヘクの方が元に戻される形で修正されたが、最終上限解放までしておいて気づかなかったのかと非難を浴びることになる。
明らかに不具合なので修正されるのは妥当であるが、ゲーム運営の姿勢としてよく挙がる『ユーザに不利な不具合は放置し、有利な不具合は即修正する』の典型のような一幕となった。
能力としてはR版のアビリティが敵にダメージと暗闇(攻撃がたまに外れるようになるデバフ)付与と単純にダメージ。
SR版のアビリティが敵全体と自分に暗闇付与、味方全体の攻撃力UP、敵1体と自分が暗闇でなければ自分にもダメージという構成。
カードの能力はイラストがSR版なのでSR版の3アビの再現か。条件によって自傷ダメではなく全体ダメになるのは、感情が昂ると魔力の暴走が強まるようなので復讐状態となることで暴走した魔力によって強化されているイメージだろうか。