太古の昔、
神々が騒嵐していたころ、ふたつの翼があった。
片翼は問うた。
「ランプされて引きつぶされライブラで消されるのになぜ展開するのだ?」
片翼は答えた。
「行進するためさ」
両翼は激突した。
時は流れ、過去は過去となった。
新しき者たちが世界を作り、古き者たちは去ってゆく。それはかつて雌雄を決していた両翼も例外ではなかった。
しかし
古き片翼はかつてのように問うた。
「我らは新たな者たちに勝てぬのか?」
笑いながら問いかけた
もう一つの古き片翼はかつてのように答えた。
「否、我らの行進はこれからよ」
笑いながらこう答えた
彼らは再度激突する。かつての力を超えて。