リノセウスは人からすると硬い甲殻に包まれた体に見えますが、戦いの心得がある者からすれば柔らかい方です。特に関節にあたる部分を傷つけるだけで動きが著しく鈍くなるので飛び道具で狙いましょう。
リノセウスは仕留めることさえできれば、厳しい魔女の森の中でもトップクラスに素晴らしい栄養価を誇る食材です。完全に生命活動がとまったことを確認してから、解体しましょう。たまに死んだフリをしていることがあるので、きっちり複眼が暗く濁ったことを確認してから近づきましょう。
上記の通り、関節にあたる部分は脆いのでその部分からナイフを当て、甲殻を剥いでいきます。甲殻は人が食べる分には硬すぎる者ですが、人以外の動物はこの部位を食すようです。ミノタウロスあたりは容赦なくいきます。また、煮込めば魔法の媒体としても活用でき、出汁は頭痛薬として高額で扱われます。鋭利な角部分は加工することで武器にもできますし、飾り物としても流通しています。
甲殻の中には丈夫な筋肉が詰まっています。この部位は人でも柔らかい部位なので可食できますが、生だと苦い上に腹痛を起こしかねないので調理が必要です。
沸騰したお鍋に入れて、苦味消しの薬草や調味料を入れて煮込むと、まるで蟹のような風味に変貌します。薬草のオススメは妖精花です。煮込むと酢に似た酸味を出してくれるのでとても合います。また、この茹でた者を乾燥させれば半年近く待が持たせることができるので保存食としても扱えます。
最後に注意ですが、甲殻を食べない場合はリノセウスの死体からさっさと離れましょう。森の中の強敵が甲殻や死体漁りにやってくる可能性が非常に高いからです。具体的にはホワイトヴァナラ、森の戦士、深き森の異形、大狼、パメラなどです。厄介ごとに巻き込まれたくなければ、取る物だけ取ってさっさとその場から離れましょう。
上記の事を踏まえた上で、あなたも素敵なフォレストハンティングを愉しみましょう！

フィルレインの尻尾は人間でも可食できます。
先端部分は彼女の魔力が篭った氷に近い物質であり、常に冷たく、解けません。かき氷にするとシロップをかけなくても甘くまろやかです。一説によると、彼女の母乳の味と同じだとか。
付け根部分は肉厚な霜降り肉になっています。食感は蛇やトカゲに似ています。こちらも魔力が十分に込められているため、半年近く常温で保存できます。古来から惚れ薬の材料としても扱われています。
市場では1キロ50万ルピもするフィルレインの尻尾は一般認識的には高級食材ですが、彼女の番に選ばれた人間の男からすると日常の定番料理になります。
フィルレインの尻尾は切断しても2週間で元に戻るため、人間に懐き発情したフィルレインは尻尾が生え切るたびに番に対して自身の尻尾を調理して渡します。この際尻尾は強力で遅効性の媚薬作用を持ち、並大抵の男は夜の床で理性を失います。
こうしてフィルレインは恐竜時代を繰り返し、数を増やしているのです。

キャノンハーミットクラブは機械複合の生命体でありながらナテラの大樹付近に多く生息しています。主に水場で生活し、水を飲もうとしたオウルベアや大狼、トレントに対して不意打ちを仕掛け、逃げ出した獲物は自身の持つ主砲で仕留めます。ナテラの森の内部で不自然に焦げた木々や緑色の閃光、不意に聞こえる爆音は彼らの仕業です。
テクノロジー・マナを吸収して放出しているので、マナチェッカーで急激にマナが増大した場合は回避行動を取りましょう。遠距離から狙われている可能性が高いです。（パメラの悪戯の可能性もあります。そのときは捕まえて犯しましょう。）
大砲は高威力ですがクラブ自身は特に強力な耐性を持つ訳でもありません。近距離まで持ち込めばこっちのものです。遠距離特化のせいで近距離戦は苦手であり、おおきなハサミでの自衛もヘタクソです。防御力は硬い方ですが、楽したい魔術師の方は炎の握撃でサクッと倒してしまいましょう。
本題の調理ですが、まずは大砲を取り払いその内部のコアを破壊しましょう。このコアは自己増殖機構で、これを壊さないと小型のクラブが死体から生成され、不意打ちを食らう可能性があります。
纏っている殻は力ずくでは割り辛いので、取り除いた主砲部分の隙間に物を挟み込んで、上から叩いて少しずつ隙間を開いていきましょう。少し開くとそのまま殻が開いていきます。殻内部は主砲制御用の電気機器と内臓が詰まっています。前者は科学者ギルドで高値で売れ、後者はタンパク質豊富な脳、歯応えのある腸がオススメです。但し両者ともに機械油にひたびたしなので生食はお勧めしません。癌の原因になります。しっかり洗い、火を通して食べましょう。醤油が合います。
殻は丈夫ですがヒビが入るとその部分から脆くなっていくので防具向けではありません。装飾に活用しましょう。最近オシャレ女王が殻を欲しがっているらしいので、あったら献上すると良いでしょう。
なお、注意点としてクラブの爪部分を食べるためにホワイトヴァナラやパメラといった森の生態系トップが現れることがあります。そのときはクラブの死体から離れましょう。刺激さえしなければ爪だけ食べて帰ってくれます。パメラの際は眺めるも捕らえるも犯すもご自由にどうぞ。殺すのだけはお勧めしません。やろうとするとキシサンやブインという化け物が即座にやってきてあなたを返り討ちしてくるでしょう。
以上のことを守って、あなたもフォレストハンティングを愉しみましょう！

ガメラは特別調理食材です。
入手するためには侮蔑の使徒に実力を見せる必要があります。
使徒は一撃で仕留めないととんでもない火力になるので握撃でサクッと倒しましょう。
使徒に実力を認めさせることができれば、彼女の上司であるガルミーユと謁見できます。
彼女の機嫌を損ねない限り、ガメラを譲り受けることができるでしょう。
さてガメラの正体は、小麦粉をねってコシを持たせた、細長い料理のことです。
ガルミーユは自身の支配下の世界の小麦が高いコシを生む性質を偶然発見し、同僚のライオから教えてもらった料理に活用したところ、大変美味だったため、これを量産して独り占めしています。
狂信者曰く、嫌な事（大体ルルナイ絡み）があるとストロングゼロを3缶開けながらガメラをすすっているそうです。
（なおこれを暴露した狂信者は罰としてヌード画像をスレにばら撒かれました）
食べ方は簡単。沸騰したお湯に3分茹でるだけ。暖かいのもありですが、コシを楽しみたい方は冷やの方がオススメです。
なお、一般のうど…ではなく、類似食材とは異なり生姜よりもワサビが合います。
冷やで食べる時も山菜をおつまみ感覚で一緒につまむと美味しいです。
なお合うお酒はガルミーユ本人がやっている通りアルコールの強いものです。酔いやすくなるので飲み過ぎに注意。
皆さんも絶傑と仲良くして、美味しい料理を分けてもらいましょう。但しルルナイは除く。

大体この調理法、予告された上で投稿されるのでフィルレインの尻尾調理法以外は2人以上にアク禁されてたりする。長すぎるし、しょうがないね。